2018年02月13日

和白干潟を守る会 結成30周年 「宝残す」思い未来へ 毎月第4土曜・定例会、清掃に若者ら100人集う /福岡【毎日新聞2018年2月13日】

干潟の清掃の合間、若い参加者らと話す山本さん(右から4人目)と今村さん(同3人目)
 博多湾奥に広がる和白干潟(東区)の保全に取り組む市民グループ「和白干潟を守る会」が4月に結成30年を迎える。干潟の清掃や自然観察、水質調査など毎月続けてきた活動を通し、メンバーらの「野鳥が飛び交う豊かな干潟を未来の子どもたちに残したい」との思いは着実に若者たちに受け継がれている。【合田月美】

 同会は1988年、和白干潟の埋め立て計画に反対するため結成された。「私がそうだったように、和白の干潟は多くの子どもたちに親しまれてきた福岡の宝。なんとしても未来の子どもたちのために残していかなければならないと思った」。結成当初から代表を務める地元出身、在住の切り絵作家、山本廣子さんは振り返る。計画は埋め立てから人工島方式に変更され、アイランドシティが建設されることになったが、干潟への影響が懸念され、会は残された干潟を守ろうと活動を続けてきた。

 会員は現在50、60代を中心に約250人で最高齢は96歳。毎月第4土曜日の定例会は、最初に会のオリジナルソング「ミヤコドリ」を山本さんのギターの伴奏で合唱してから議題に入る。「最初に大声で歌うことで会議でも自然に声が出る。環境を守っていこうという思いで一致しているから、互いになんでも言い合うことができる」と事務局長の今村恵美子さんは話す。

 午後からの清掃活動には、九州産業大や福工大城東高などさまざまな学生生徒が参加し、時には個人参加も含め100人前後が集まる。約1年前から参加する県立水産高3年、田中佑樹さん(18)=筑紫野市=は「干潟がきれいになるとうれしいし、達成感も味わえる。冬は鳥、夏は葦の緑と毎月違う干潟の景色を見ることもできる。これからも続けていきたい」と話した。

 会は30年の記念誌づくりを進めており、山本さんは「和白干潟がラムサール条約登録湿地となることを願いながら若い人たちと活動していきたい」と話す。

 ■ことば

和白干潟
 国などによると、広さ約80ヘクタールで日本海側で最大規模とされ、東アジアの渡り鳥のルートが交差する一帯は国内でも有数の渡り鳥の飛来地。2004年に環境省が水鳥の保護とその環境保全を図る「ラムサール条約」の登録候補地の一つに選んだ。

〔福岡都市圏版〕
https://mainichi.jp/articles/20180213/ddl/k40/040/199000c

http://archive.is/IEbRf

posted by BNJ at 22:57 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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