2018年02月22日

寄贈 野鳥と昆虫の写真 名張の元鳥獣保護員・朝倉さん(80) 15年かけ撮影、県博物館に2500枚 /三重【毎日新聞2018年2月22日】

長年撮影してきた写真を博物館に寄贈した朝倉啓介さん=名張市で
 名張市緑が丘中の元鳥獣保護員、朝倉啓介さん(80)が15年にわたって撮影した写真を県総合博物館(津市)に寄贈した。提供したのは野鳥と昆虫を撮った計2500枚。3年前には肺の病気を患ったが、現在も撮影を続けている。

 カメラを始めたのは高校を卒業した頃。小遣いをためてリコー製の二眼レフを手に入れた。自然に囲まれた環境だったため、被写体は鳥や動物ばかり。

 会社員時代は多忙で写真を楽しむ余裕はなかった。定年後、20年ぶりに本格的な活動を再開。県から委託を受けた鳥獣保護員として活動する傍ら、巡視しながらの撮影が日課になった。

 夢中で昆虫を追うあまり、田んぼに入ってしまい「怒られたり、ケンカしたりしたことがある」。5時間にわたって被写体を待ち続けた経験もしばしばあったという。そんな粘りが奏功して、白色のカワセミやスズメ、釣り糸がからまったトビなど貴重な写真の撮影に成功した。

 肺を患ってからは呼吸が苦しくなる病状が続き、長距離の移動や重い機材を持ち歩くのは困難になったが、日課の撮影は継続。今では保管している写真データは数千枚に上る。博物館への寄贈を決意し、先月持参した。

 博物館の田村香里学芸員は「生体写真は撮影に労力と長い月日が掛かる。資料として保存し、展示に活用させてもらいたい」と感謝。朝倉さんは「名張に生息した生き物の記録として後世に残してほしい」と話している。【広瀬晃子】

〔三重版〕
https://mainichi.jp/articles/20180222/ddl/k24/040/282000c

http://archive.is/2PYcW

posted by BNJ at 21:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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