2018年03月14日

ドローンで追い払い 諏訪湖のカワアイサ対策【長野日報2018年3月14日】

屋外で行ったドローンの飛行実演
県諏訪地域振興局と諏訪湖の課題解決に取り組む諏訪湖環境改善行動会議は13日、漁業資源であるワカサギを捕食する魚食性鳥類カワアイサへの対応を検討する会議を諏訪市渋崎の諏訪湖漁業センターで開いた。同局は追い払いに小型無人機(ドローン)の活用を検討しており、飛行上の注意点や安全確保策などについて関係者間で知識の共有を図った。

ドローンの普及啓発を推進するNPO法人諏訪広域ドローン協力会(諏訪市)の横山真副理事長が講師を務めた。諏訪湖漁業協同組合、日本野鳥の会諏訪支部、湖周3市町などから約30人が参加した。ドローンは国の許可がない場合、地表や水面から150メートル以上の空域、人口集中地区の上空などでは飛行できない。夜間や目視できない範囲などでの飛行には国の承認が必要になる。横山副理事長は大きさが異なる機体を複数示しながら関係法令を説明。あらかじめ設定したルートを自動で飛行できる機能なども紹介し、冬季に行っている舟を使った追い払いと併用する提案をした。爆音機や鳥が嫌がるプレートをドローンに装着させる案も伝えた。屋外で飛行実演も行った。

同局農政課は「まずはドローンの性能を知るところから。今後、どのように活用できるのかを検討していきたい」と話した。諏訪湖漁協関係者は「追い払いへのドローンの活用は考えてみたい。空撮の機能は鳥たちの状況を把握する上で有効だと思う」と語った。野鳥の会の関係者は「舟での追い払いでカワアイサは減りつつある。自然の鳥たちが安らげる諏訪湖であってほしい」と述べた。

ドローンの活用は、昨年末に諏訪市内で開いた講演会で講師の中央水産研究所内水面研究センターの坪井潤一研究員からの提案を受けて検討を開始。今冬も諏訪湖の結氷期を除き、舟による追い払いが連日行われた。同漁協によると、カワアイサは冬の渡り鳥だが、諏訪湖に残っている個体は一定程度いるという。
http://www.nagano-np.co.jp/articles/29342

カワアイサ ドローンで追放 ワカサギ守る対策会議で検討 諏訪湖 /長野【毎日新聞2018年3月14日】
 魚を餌とする鳥・カワアイサから諏訪湖のワカサギを守る対策会議が13日、諏訪湖漁協(諏訪市)であり、小型無人機「ドローン」を使った新たな追い払い策の検討を始めた。

 昨年末の会議で、講演した水産研究・教育機構の坪井潤一さんから爆音スピーカーを搭載したドローンによる追い払いについて提案があったことを受け、諏訪広域ドローン協力会の横山真副理事長(46)=諏訪市=を講師に基礎知識を学んだ。横山副理事長は「船舶からドローンを操縦して追い払うのも一つの手段」などと話した。

 諏訪湖カモ類生息個体数調査によると、今年1月、諏訪湖のカワアイサは635羽。湖面が結氷しなかった2008年同期には過去最多の2300羽超が確認されている。漁協などによると、1羽の捕食量は1日にワカサギ約500グラムとされ、対策の有無が春の採卵量に大きく影響するいう。

 県や市町村、日本野鳥の会などからの参加者約30人は、屋外でドローン操縦体験もした。主催した諏訪地域振興局の神通川洋一農政課長は「有効な方法や効果を見極めたい」と話した。【宮坂一則】
https://mainichi.jp/articles/20180314/ddl/k20/040/059000c

http://archive.is/A4VQB
http://archive.is/gDx27
諏訪湖の魚食性鳥類追い払い ドローンに期待【長野日報2018年2月28日】
長野 保護と漁業の両立模索 諏訪湖のコハクチョウ飛来減【中日新聞2018年2月11日】
長野 カワアイサ集中追い払い 諏訪湖漁協【中日新聞2017年12月24日】

posted by BNJ at 10:29 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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