2018年03月14日

「さくら祭り」へ膨らむつぼみ守る 伊那の高遠城址公園【信濃毎日新聞2018年3月14日】(ウソ/鳥害/追い払い)

桜の木の周辺に柵を設ける(左から)向山さん、西村さん、伊藤さん
 「天下第一の桜」とも呼ばれるタカトオコヒガンザクラで知られる伊那市高遠町の高遠城址(じょうし)公園で4月1日に始まる「さくら祭り」に向け、地元の桜守の3人が準備に追われている。冬は、花芽を食べるウソの追い払いなどに早朝から取り組んできた。日本気象協会の現時点の予想によると、開花は7日、満開は13日前後。3人は観桜客を迎えるため柵の修繕や設置などを続けている。

 桜守は、ともに伊那市高遠町の西村一樹さん(35)、伊藤一美さん(67)と、同市手良の向山和夫さん(69)。同公園や高遠町一帯の桜を管理している。冬の間、最も労力を割いてきたのがウソの追い払いだ。3人が交代で日の出までに園内に出向き、鳴き声を頼りに、爆竹などで大きな音をたてて追い払ってきた。

 西村さんによると、ウソは食欲旺盛という。普段は園内に10羽ほどがいるが、数百羽ほどがやって来た日も。追い払いをしていなかった週末につぼみをどっさり食べられてしまったこともあり、土日曜も作業することにした。

 冬の同公園は、中央アルプスからの冷たい風が吹き下ろし、厳しい環境での作業となる。それでも伊藤さんは「寒さは大変だけれど、毎年のことだから」。向山さんも「花が咲いてお客さんが感激してくれるのを見ると報われる」と話す。

 タカトオコヒガンザクラは園内に約1500本植えられており、現在は順調につぼみが膨らみつつある。昨年の春は冷え込みが続き、開花から満開になるまで8日かかった。今年はスムーズに花が進むことを期待する声もあるが、西村さんは「慌てて咲くより、ゆっくりじわじわ咲いていくのが理想。その方が、きれいなピンク色になる印象がある」としている。

 祭りは1日に公園開き式を行い、桜の開花宣言の翌日から散り終わりまでは入園料(大人500円、子ども250円)が必要。祭りは30日まで。

(3月14日)
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180314/KT180313SJI090009000.php

http://archive.is/RLv1H

posted by BNJ at 10:31 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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