2018年03月21日

【現場から、】海を殺すな プラスチック汚染、“年間100万羽”海鳥が餓死【TBS NEWS2018年3月21日】

 JNN「現場から、」の新しいシリーズです。ペットボトル、レジ袋といった私たちにも身近なプラスチックが年間800万トンも海に流出し、深刻な汚染を引き起こしている問題をお伝えしていきます。初回は、「プラスチックごみ」のせいで年間100万羽が死ぬとも言われる海鳥の実態です。海で何が起きているのでしょうか?
 中米コスタリカの海でアメリカの学生が見たある悲劇。ウミガメの鼻に何か詰まっています。
 「寄生虫か何かかしら?ごめんね、でもあとで楽になるからね」(学生)
 何度も試すのですが・・・
 「やめて、やめて!」(学生)
 弱り始めるカメ・・・、と、その時。鼻に入っていたのは長さおよそ15センチもの、プラスチックのストローでした。こうしたプラスチックごみが今、カメやイルカなど年間10万匹もの命を奪っています。
 「たくさんの海鳥が飛んでいますけれども、実は今、世界各地でプラスチックごみを飲み込んだ海鳥が多数、発見されています」(記者)
 海鳥がプラスチックを飲み込んでいるというのです。それは驚くべき規模だと語るのはオランダのヴァン・フラネカー博士。
 「北海のフルマカモメという種なら9割以上ですよ」(オランダ ヴァーヘニンゲン大学 ヤン・ヴァン・フラネカー博士)
 本当なのでしょうか?
 フルマカモメの中から博士は1羽を無作為に選び、胃の中を見せてくれました。出てきた黒い塊を広げてみると、一体何でしょうか?
 「プラスチックの袋の一部ですね。たくさんあります。中で丸まったんですね」(オランダ ヴァーヘニンゲン大学 ヤン・ヴァン・フラネカー博士)
 博士は言います。「これは我々が買い物で使うプラスチックの袋。それが海にあったのです」「これでカモメが餓死している」と。
 「海鳥の胃の中からは平均0.3グラムのプラスチックごみで出るそうなんですが、これを人間の胃の中に例えると、こちらの量になるそうです」(記者)
 「プラスチックは、すぐにカモメを殺さず、胃のスペースをなくし、エサを食べられなくします」(オランダ ヴァーヘニンゲン大学 ヤン・ヴァン・フラネカー博士)
 プラスチックごみで胃に食べ物が入るスペースがなくなり、餓死する海鳥。こうした報告は世界各地から寄せられていて、その数は年間100万羽に上るとの試算もあります。これは博士がハワイ諸島で「アホウドリ」の体内から採取したもの。歯ブラシに、ゴルフボール。そして・・・
 「中野だよね?03番・・・」(記者)
 日本のライターまでが海鳥の胃に入っていました。私達が捨てるプラスチックが世界で海の生物の命を奪っているのです。クラゲと間違え、袋を飲んだ地中海のカメが・・・、同じくスコットランドのイルカが・・・、そして、世界中の海鳥たちが・・・。
 博士はプラスチックごみが更なる被害をもたらすと警告します。
 「動物がプラスチックを食べるなんて我々人間の恥だと思う。世界は一つで生態系も一つなのです。(プラスチックを)海に捨てれば、我々の食物連鎖に影響してくるでしょう」(オランダ ヴァーヘニンゲン大学 ヤン・ヴァン・フラネカー博士)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3322575.html

http://archive.is/pzKgD

posted by BNJ at 21:25 | Comment(0) | 海外の鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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