2018年03月26日

諫早湾干拓事業 営農者の開門請求訴訟 漁業者が補助参加へ 「利害が一致」地裁に申し立て /長崎【毎日新聞2018年3月26日】(カモ/鳥害)

 国営諫早湾干拓事業で堤防内の調整池に野鳥が集まり、農作物に食害被害を受けたとして国などに損害賠償を求めて提訴した干拓地営農者は25日、開門を求める漁業者側弁護団と協議し、漁業者が訴訟に加わることに同意した。「開門で利害が一致した」としており、漁業者側は近く長崎地裁に補助参加を申し立てる。

 提訴している営農者は農業生産法人「マツオファーム」など2社。淡水の調整池が造成されたため、渡り鳥のカモが集まり、収穫前のレタスなどを食い荒らされたとし、堤防内を海水に戻して食害防止などを求めている。堤防を開門し、調整池に海水を入れることも追加請求しており、開門して漁業不振の原因究明を求める漁業者と利害が一致した。

 協議では他に、2社は3月31日までに農地貸主の県農業振興公社から提出書類の不備などを理由に退去を求められているが、訴訟で退去通知に「法的根拠がない」などと反論する▽同31日に干拓地で営農者と漁業者らによる集会を開く−−ことなどを申し合わせた。【中尾祐児】

〔長崎版〕
http://mainichi.jp/articles/20180326/ddl/k42/040/178000c

開門求め干拓営農者と連携 諫早訴訟で漁業者弁護団【佐賀新聞LiVE2018年3月30日】
 長崎県庁で記者会見するマツオファームの松尾公春社長(中央)と漁業者側の馬奈木昭雄弁護団長(左)=29日午後、長崎市

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)を巡り、堤防排水門の開門を求めている漁業者側弁護団は29日、一部の干拓営農者と共に長崎県庁で記者会見を開き、開門の実現に向けて訴訟などで連携を図る考えを明らかにした。

 4月上旬をめどに農業法人2社の開門請求訴訟に漁業者の補助参加を申し立てるほか、農漁業者が共存できるような開門を国に働き掛けるとしている。

 農業法人2社は、堤防閉め切りが、農作物への野鳥の食害を招いたなどとして、開門を求める訴訟を長崎地裁に起こしている。このうちの1社「マツオファーム」の松尾公春社長は会見で「事業で農業と漁業の両方が被害を受けている」と訴えた。漁業者側の馬奈木昭雄弁護団長は「営農問題を解決することなく、全体の問題は解決しない」と強調した。

 漁業者側弁護団は開門差し止めを命じた昨年4月の長崎地裁判決に対する控訴を認めないとした19日の福岡高裁判決を不服として、29日までに最高裁に上告したことも明らかにした。
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/198777

http://archive.is/fzTif
http://archive.is/vlksk
<諫早干拓>佐賀漁業者、営農者と開門へ連携 国会内で集会【佐賀新聞LiVE2018年3月24日】
諫干野鳥食害訴訟 公社側は争う姿勢 長崎地裁第1回口頭弁論【長崎新聞2018年3月7日】
諫早湾干拓事業 営農者、開門を請求 地裁に書面提出 /長崎【毎日新聞2018年2月27日】
諫早干拓 営農者が開門請求へ 賠償提訴の2農業生産法人【毎日新聞2018年2月24日】
諫干営農者 野鳥の食害被害で提訴 開門反対派から離脱へ【毎日新聞2018年1月30日】
カモにレタス食べられ…諫早干拓の農業法人、公社提訴へ【朝日新聞デジタル2018年1月25日】
諫早湾干拓事業 県農業振興公社、諫干営農者と初意見交換 定期開催に同意 /長崎【毎日新聞2017年10月29日】
諫早湾干拓事業 開門訴訟 「諫干営農者の会」結成 国の開門しない方針受け /長崎【毎日新聞2017年6月28日】

posted by BNJ at 20:53 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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