2018年03月31日

山口)不登校乗り越え握った絵筆 コンクール次々入賞【朝日新聞デジタル2018年3月31日】(愛鳥週間)

中尾さんが描いた愛鳥週間のポスター。最優秀賞を受けた=県自然保護課提供

 県立山口高校通信制の中尾夏菜(かな)さん(17)が、三つのポスターコンクールに入賞した。一時は不登校になり、好きだった絵からも遠ざかった。転校を機に気持ちが前向きになり、再び絵筆を握った。自由なタッチで描いた作品が、高い評価を受けた。

 中尾さんは、下関市で生まれ育った。小さい頃から絵が好きで、小学校ではイラストを描くクラブに入っていた。中学校では美術部の部長として学校行事のパネル制作などにも取り組んだ。

 だが、進学した市内の高校の美術部は活動があまり盛んではなかった。足が向かず、演劇部に入った。県大会に出場したり、文化祭で発表したりと楽しかった。

 一方で、学校の勉強が悩みの種になっていた。進学校で課題が多く、予習や復習が追いつかない。授業内容も高度で、夏休みの課外授業からは休みがちになった。体調不良も重なり、学校生活が続けられなくなった。

 担任教師らと面談を重ねる中で、通信制高校のことを知った。昨春、山口高に転入。週1回、校舎で授業を受け、あとは自宅学習する。中尾さんは次第に自分のペースを取り戻していった。中尾さんが絵を描くことが好きなのを知り、山口高の久原弘教諭(58)は、コンクールへの応募を勧めた。

 応募したのは三つのコンクール。有権者に投票を促す「明るい選挙啓発ポスターコンクール」の入賞作品では、青い投票用紙をつかむ手を五つの方向から中央に伸ばし、手前に握手する二つの手を描いた。黄色い背景に、目立つ赤字で「選挙」「未来をつくる」と記した。

 県の「愛鳥週間ポスターコンクール」では、2羽の鳥が、伸び出した枝になった紫色の実をついばむ一瞬を切り取った。鮮やかな色づかいで、躍動感を感じさせるポスターは、高校の部で最優秀賞に選ばれた。

 「愛とひと」をテーマにNPO法人大阪トルコ日本協会が主催した「絵画コンテスト」では、ウェディングドレスを身にまとった女性がブーケを手に柔らかな表情で目を閉じる様子を描き、入賞した。

 三つのコンクールで評価を得て「自分の作品が認められ、すごくうれしい」と中尾さん。「ほかの人がまねできないような色使いのポスターを描きたい」

 通信制では授業時間も少なく、大学受験への不安を感じていた。だが、受賞が続き、自信を取り戻した。将来の夢は小学校の先生になること。絵を描き続けることで、夢にも近づけると信じている。(成沢解語)
https://www.asahi.com/articles/ASL3Z5DWQL3ZTZNB00Z.html

http://archive.is/1rPoc

タグ:愛鳥週間
posted by BNJ at 22:45 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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