2018年04月14日

「傷悪化の恐れ」ユリカモメ頭の矢、回収できず【読売新聞2018年4月14日】

発見から2週間以上たっても、なお矢が刺さっているユリカモメ(13日、石巻市で)

 宮城県石巻市中里の北上運河で頭に矢のようなものが刺さったユリカモメが見つかった事件で、“最大の証拠”となる矢が回収できず、県警が捜査に苦慮している。

 繁殖地であるロシアに飛び立つ日も気がかりだが、捜査関係者は「負傷への影響を考えれば無理に捕獲もできない」とこぼす。

 ユリカモメは体長約40センチで、紙を筒状にしたような長さ約10センチの矢が左目の後ろ付近に刺さっている。住民が3月28日に見つけ、石巻署に届け出た。

 鳥獣保護法違反容疑で捜査を始めた県警は7日、現場近くに住む70歳代の男性が事件に関わった疑いがあるとして、自宅を捜索。紙製の矢などを押収した。男性は任意の調べに「わからない」と話し、捜査は今も続いている。

 現場周辺では類似した筒状の矢が見つかったが、事件解明に重要な役割を担うのは今なお刺さっている矢だ。ただ、ユリカモメは飛び回っており、県警は「無理やり捕獲したり、引き抜いたりしたら状態を悪化させる恐れがある」(捜査関係者)、担当職員が連日動静を確認する県も「衰弱したら救護するが、元気なので見守るだけ」と、それぞれ様子見の構えだ。

 鳥の生態に詳しい県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターの嶋田哲郎総括研究員によると、ユリカモメは渡り鳥で、秋から春にかけて越冬のため日本で過ごす。暖かくなると繁殖のため、エサが豊富なロシア極東に群れで向かう。

 北上運河で13日午後に見かけたユリカモメは矢が刺さったまま。チラシのようなものでできた矢は風雨にさらされたためか、発見当初よりも細くなっていた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180414-OYT1T50000.html

http://archive.is/Y7kod
<ユリカモメに矢>70代男性宅を捜索 川沿いで吹き矢吹く姿を周辺住民目撃【河北新報オンラインニュース2018年4月8日】
運河のユリカモメ、頭に矢が刺さったまま… 宮城県が保護検討 現場付近には複数の矢【河北新報オンラインニュース2018年4月3日】
ユリカモメの頭に矢か 衰弱なし 鳥獣保護法違反の可能性も 宮城・石巻市【産経ニュース2018年4月2日】

posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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