2018年04月26日

鳥インフル 初動対応の強化継続を◇農水省調査チーム さぬきの疫学報告【読売新聞2018年4月26日】

 専門家らでつくる農林水産省の高病原性鳥インフルエンザ疫学調査チームは、さぬき市の養鶏場で1月に発生した鳥インフルエンザに関する疫学報告書を公表した。鶏から検出されたウイルス量が少なく、感染力が低かったことが今回の特徴という。感染を確定させるまでに時間を要したことについては「県の検査技術に問題はなかった」としたが、検査対象の羽数を増やすなど初動対応の強化継続を求めた。(岡田英也)

 同市の養鶏場では1月10日、鶏55羽が死んでいるのが発見され、県の簡易検査で陽性反応が出た。遺伝子検査を実施したが、明確な陽性反応が出なかったため、11日、別の検体での再検査で感染が確定した。これを受け、県は発生養鶏場と近くの系列養鶏場の鶏約9万1000羽を殺処分した。

 報告書によると、検査ではインフルエンザウイルスと大腸菌症の混合感染が確認され、検査結果に影響を与えた可能性を指摘。これまでの事例と比べて鶏から排せつされるウイルス量は10分の1〜100分の1と少なく、感染力も低かったとした。

 農水省は香川の状況を踏まえ、同15日に検査羽数を5羽から11羽に増やす通知を各都道府県に行っており、同チームは体制の継続を提言。韓国など周辺国で、鳥インフルエンザの発生が続いていることから今後も国内で発生リスクが高いことを指摘している。

 感染経路は明らかにならなかったが、ウイルス感染した野鳥が養鶏場周辺に飛来し、野生動物などを介して鶏舎に侵入した可能性を示唆。発生養鶏場の敷地中央にため池があり、池に約10メートルと最も近い鶏舎で発生したため、水辺が近くに存在するリスクを注意喚起している。

 県畜産課は「ため池が多い香川の実情を踏まえ、野鳥が持ち込んだウイルスが鶏舎に入り込まないよう、消毒などを改めて徹底していく」としている。

 報告書は同省のホームページ(http://www.maff.go.jp/)から読むことができる。
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/news/20180425-OYTNT50233.html

http://archive.is/iPc6p

posted by BNJ at 09:30 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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