2018年05月08日

新緑に耳を澄ませ 「塩嶺小鳥バス」今年も【長野日報2018年5月8日】

早朝の塩嶺小鳥の森で、野鳥のさえずりに耳を澄ませる参加者
岡谷市郊外の塩嶺小鳥の森で野鳥観察を楽しむ「塩嶺小鳥バス」(同市主催)が、6日から今季の運行を開始した。初日は諏訪地方をはじめ県内外から90人が参加。例年に比べ新緑が濃い木立の中から聞こえてくるさえずりに耳を澄ませ、咲き始めたフデリンドウなど春の野草にも親しんだ。

今年で65年目を迎えた伝統の探鳥会。2台のバスは諏訪市、下諏訪町、岡谷市内の11の停留所で参加者を乗せ、午前6時に塩嶺閣に到着した。受け付けでは参加者にルリビタキを描いた記念のピンバッジがプレゼントされ、双眼鏡やワイヤレスレシーバーを無料貸し出し。日本野鳥の会諏訪支部長で小鳥の森コーディネーターの林正敏さんの案内で森を巡った。

歩き出した当初は快晴に恵まれたものの早朝の冷え込みで、さえずりはもう一つ。それでもクロツグミやキビタキ、サンショウクイ、シジュウカラ、アカゲラ、メジロ、コガラなどのさえずりが聞こえ、林さんと野鳥の会関係者が図鑑などを示しながら解説した。約1時間半の散策から塩嶺閣に戻る道では、ウグイスが盛んにさえずり、参加者を喜ばせた。
 
伊那市西箕輪から家族4人で参加した西箕輪小学校6年生の高橋生成さんは、「小鳥や植物が大好き。初めて来たけれど静かで気持ちがいい。もう一度違う季節に来てみたい」と笑顔。蓼科の別荘から家族4人で訪れた東京都立川市の鈴木康之さん(48)は、「普段は野鳥の鳴き声に注意を払っていないので、さえずりをわかりやすく説明してもらい、貴重な体験になった」と話していた。

塩嶺小鳥バスは6月24日まで毎週日曜日に運行。問い合わせは同市商業観光課(電話0266・23・4811)へ。
http://www.nagano-np.co.jp/articles/31514

岡谷・塩嶺小鳥バスの運行開始 小鳥のさえずりや野花が魅了【中日新聞2018年5月9日】
野鳥観察を楽しむ参加者たち=岡谷市塩嶺の県小鳥の森で

 岡谷市塩嶺の県小鳥の森をバスで早朝に訪れ、野鳥を観察する「塩嶺小鳥バス」の運行が6日、始まった。県内外から90人が参加し、小鳥たちのさえずりや野に咲く花を観賞した。

 毎年五、六月の日曜日に運行する同バスは今年で六十五回目。日本野鳥の会諏訪支部長の林正敏さん(74)が案内役を務め、参加者は午前六時ごろ塩嶺閣を出発。双眼鏡やカメラを手に一時間半かけて探鳥路を歩いた。

 新緑が映える森は今、東南アジアなどから飛来した夏鳥たちがさかんにさえずっている。林さんは野鳥たちの鳴き声から種類を聞き分け、生態や行動を紹介。スタッフが図鑑を広げ、羽根の色など見分けるためのポイントも伝えた。

美しいさえずりを響かせたキビタキ=岡谷市塩嶺の県小鳥の森で

 また林さんは野鳥に関する面白い話題を次々に披露。サンショウクイは「ピリピリ」と鳴くことから、サンショウの実を食べてひりひりしている様をなぞらえて名付けられたと説明した。

 森では過去三十年で百十種類の野鳥が確認されている。この日はキビタキやクロツグミ、サンショウクイなどのさえずりが聞こえ、飛び交うメジロやシジュウカラも観察した。池の近くではカワセミが繁殖の準備をしているという。

 またウバユリやコブシなど自生する植物の名前や特徴も案内。青紫色でかれんなフデリンドウや白いエンレイソウの花が各所で見られ、参加者を喜ばせた。

 野鳥保護に長年取り組む林さんは、一九八三年から小鳥バスを通じ野鳥の魅力を伝えている。二十回以上参加している同市今井の高校教諭高木保夫さん(60)は「林さんの五感の鋭さは大変なもの。一緒に森を歩くと、さえずっている鳥や足元に咲く花など、一人では見えないものが見えてくる」と話していた。

青紫色のフデリンドウ

 小鳥バスはJR上諏訪駅西口、下諏訪大社通り四ツ角、JR岡谷駅、岡谷市役所などを経由し県小鳥の森に向かう。上諏訪から乗車の場合は千二百円、下諏訪、岡谷からは千円。小学生は半額。双眼鏡を貸し出している。(問)市商業観光課=0266(23)4811(内線1456)

(福永保典)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180509/CK2018050902000236.html

http://archive.is/7PUDl
https://megalodon.jp/2018-0509-2248-07/www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180509/CK2018050902000236.html

posted by BNJ at 11:15 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: