2018年05月09日

コアジサシ 羽休め 相模大堰に飛来 /神奈川【毎日新聞2018年5月9日】

 相模川の取水施設・相模大堰(せき)(厚木市岡田−海老名市社家)に、環境省レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されるコアジサシ数羽が飛来した。大堰の中州で羽を休める姿を近くに住む「厚木の川の環境を良くする会」代表の西井伯夫さん(73)が確認した。雄が捕獲した小魚を雌に与える求愛行動も視認され、今年も相模川産まれのヒナが誕生しそうだ。

 コアジサシはカモメ科の海鳥で体長約25センチ、頭部が黒い。南半球のオーストラリアやニュージーランド沿岸で越冬し、日本には夏鳥として4月初旬ごろから渡来して繁殖する。初秋になると親鳥も若鳥も東京湾の盤洲(ばんず)干潟(千葉県木更津市)に集結してゴカイなどの底生生物や小さなカニを食べて栄養を付け、南半球に渡る。

 相模川中流域は草むらのない砂れき地の営巣適地が中州に広がり、1990年代半ばには数百羽も飛来して国内でも最大級の集団繁殖地となった。しかし、砂れき地が少なくなって飛来数が激減。大堰が完成した98年から堰を管理する県内広域水道企業団が、堰の直下に人工的な中州を造成してコロニーを確保してきた。

 保護対策もあって、2003年からは400羽ほどが中州に営巣した。だが、ハヤブサやハヤブサ科のチョウゲンボウに襲われたり、カラスとトビにも卵やヒナを食べられることもあって、04年から飛来数が激減した。08年に10羽ほどが営巣し、ヒナ8羽のふ化が確認された後、飛来も営巣も途絶えてしまった。12年には5年ぶりに営巣が確認され、これ以降は数羽から20羽前後が飛来している。【高橋和夫】
https://mainichi.jp/articles/20180509/ddl/k14/040/197000c

http://archive.is/c74EN

posted by BNJ at 22:34 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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