2018年05月30日

信州・野生の横顔 コマドリ 可愛らしい姿に美声 /長野【毎日新聞2018年5月30日】

 <信州・野生の横顔(プロフィル)>

 八ケ岳連峰東面の渓谷で5月上旬、「ヒン、カララララー」というさえずりが響いた。コマドリに違いない。声がした方向に目を凝らすが、岩陰に隠れたのか姿が見えない。いったん、その場を離れた。

 1時間ほどして再び同じ場所を訪れ、しばらく動かずに待機した。すると、倒木の上にひょこっと1羽が姿を現した。顔から胸にかけ、濃いオレンジ色の羽毛が美しい。雄だ。地上に下りて歩いたり、岩や倒木に上がったりし、虫を捕らえる場面も見られた。

 コマドリは夏鳥として渡来し、九州以北の山地で繁殖する。標高1500メートル以上の亜高山帯の沢沿いに多く、これまでに八ケ岳で何度か目撃した。全長14センチの小鳥なのに、声量のあるさえずりは遠くまで響く。漢字では「駒鳥」で、さえずりが馬のいななきに似ていることが名前の由来だ。可愛らしい姿と美声で、野鳥ファンに人気がある。

 日本野鳥の会などの団体と環境省が2年前から実施中の全国鳥類繁殖分布調査によると、コマドリは減っているという。要因にはニホンジカによる低木層の食害が挙げられている。県内の実態がどうなのか、気になる。【武田博仁】
https://mainichi.jp/articles/20180530/ddl/k20/070/083000c

http://archive.is/tlNDy

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タグ:コマドリ
posted by BNJ at 22:03 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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