2018年05月31日

兵庫)これも受動喫煙? マンション喫煙所にツバメの巣【朝日新聞デジタル2018年5月31日】

タワーマンション1階のツバメの巣。すぐ下に喫煙所がある=神戸市

 神戸市のマンションの喫煙所の上に、ツバメが巣を作っているという情報を耳にした。たばこの煙は、ツバメに害をもたらさないのだろうか。31日のWHO「世界禁煙デー」を機に、受動喫煙について考えた。

 神戸市内のタワーマンション1階付近に設けられた喫煙所。1階には店舗なども入居し、住民だけでなく近隣の人たちもよく利用している。喫煙所の数メートル上にある天井部分に二つほどツバメが巣を作っており、ヒナが時々顔を出す。

 喫煙所周辺は風の通りがあまりなく、数人が同時にたばこを吸うと煙が天井付近にたまる感じがある。近所に住む人は「近くを通るたびに気になる」と話す。

 鳥類にとって副流煙は有害なのか。専門家に尋ねた。獣医学の研究者は「ヒトと同じ『動物』だから、何らかの影響はあるだろう」とする一方、「科学的に検証されているわけではない」と注釈をつける。

 また、静岡県内で動物病院を経営する獣医師は「鳥はストレスを感じると羽毛を抜いてしまう習性を持っている」とし、「飼い主が室内でたばこを吸った際、たばこの煙やニコチンなどの成分が鳥にとってストレス要因となる可能性は十分に考えられる」と話す。

 いずれの専門家も、何らかの悪影響を及ぼす可能性には触れつつ、十分な科学的知見がまだ得られていないとして、断言は避けた。 一方で、獣医学の研究者はこうも付け加える。「動物とヒトは共生している。助け合いの精神や配慮の心をもつのは大切なことだ」

神戸市、禁煙や配慮呼びかけ
 こちらはヒトの受動喫煙防止の話。人通りの多い場所などに、煙を遮断する囲いのない喫煙スペースが時々設けられている。分煙の効果はあるのだろうか。

 県には「受動喫煙の防止等に関する条例」がある。不特定または多数の人が出入りする屋内の公共的空間を対象に、禁煙または分煙を実施させるものだ。屋外は基本的には対象外だが、県は「屋外でも防止対策の徹底は課題だ」とし、住民から苦情や通報があった場合、可能な範囲で相談に応じるなどしているという。

 神戸市は、中心部の三宮・元町などに路上喫煙禁止地区を設定し、地区内に計4カ所の喫煙所を設けている。ただ、仕切り板が1枚置かれただけの場所もあり、煙が歩道に流れることがある。市は「禁止地区はポイ捨てや、子どもにたばこの火が当たるなどの危害を防ぐ目的で設けられたもの」と説明。受動喫煙対策とは別の位置づけのようだ。しかし、市が受動喫煙を軽視しているわけではなく、キャンペーンの実施などを通して、禁煙や周囲への配慮を呼びかけているという。

 加古川医師会副会長の中田邦也医師は「一度喫煙が習慣になるとやめるのは簡単ではないが、子どもや身内の言葉が禁煙につながるケースは多い。大切な人が受動喫煙で健康被害を受けることにも想像を働かせてもらえたら」と話した。(大木理恵子)
https://www.asahi.com/articles/ASL5Y00FTL5XPIHB05S.html

http://archive.is/AtEMU

タグ:ツバメ
posted by BNJ at 11:27 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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