2018年06月02日

石川 「坂網猟」銀幕で語り継ぐ 伝統のカモ猟法を映画化【中日新聞2018年6月2日】

(上)記録映画「坂網猟」を製作した(右から)今井友樹監督、中村元風会長、浜坂加寿夫理事長=加賀市役所で(下)記録映画「坂網猟」のワンシーン

加賀・片野鴨池
 加賀市片野町の片野鴨池周辺で藩政期から続くカモの伝統猟法「坂網猟」を紹介する記録映画「坂網猟−人と自然の付き合い方を考える−」が完成した。地元保存会が三年かけて製作した。市鴨池観察館で八月十一日、市民向けの上映会を開いてお披露目する。(小室亜希子)

 坂網猟は鴨池周辺の丘陵地を低く飛び越えるカモを、坂網と呼ばれるY字形の網を投げ上げて捕まえる。大聖寺藩士が心身の鍛錬に取り組んだ。猟期は十一月中旬からの三カ月間に限られ、自然と共生する貴重な猟法として県有形民俗文化財に指定されている。

 記録映画は市片野鴨池坂網猟保存会が文化庁の助成を受けて二〇一五年度から製作に取り組んできた。餌場となる周辺の水田と調和した鴨池の自然環境、猟師の姿などをカメラが丹念に追った。渡り鳥とかすみ網猟をテーマにした記録映画を一四年に発表した今井友樹さん(39)が監督した。

3年かけ製作、8月に上映会
 関係者が三十日、加賀市役所を訪れ、宮元陸市長に完成を報告した。保存会の中村元風会長は「坂網猟は人と自然が共生するモデルケースで、世界に誇れる財産。料理法も非常に洗練されている」と指摘した。一方、鴨池に飛来するカモの減少が著しく、猟師の高齢化も進み、継承の危機に直面していると伝えた。

 猟師でつくる大聖寺捕鴨猟区協同組合の浜坂加寿夫理事長は「映画で市民が坂網猟を知り、担い手が出てきてほしい」と期待を示した。宮元市長は「失うわけにいかず、しっかり支援しないといけない」と話した。

 記録映画の上映時間は普及編が四十二分、伝承編が百四十五分。今井さんによると、全国二十カ所で上映が決まっている。
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20180531/CK2018053102000037.html

https://megalodon.jp/2018-0602-1222-50/www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20180531/CK2018053102000037.html


posted by BNJ at 12:29 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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