2018年06月03日

茨城)移り変わる牛久沼の写真展 佐藤有さんが5日から【朝日新聞デジタル2018年6月3日】

展示する浮田の写真と佐藤有さん=茨城県龍ケ崎市若柴町

 詩情豊かな自然と人々の営みを伝えたい――。牛久沼周辺の自然をカメラで撮り続ける茨城県龍ケ崎市若柴町の佐藤有(たもつ)さん(80)が5〜10日、写真展「牛久沼―水辺の記録」を牛久市内で開く。沼に浮かぶ田んぼ「浮田(うきた)」や小舟、巻き網漁など、姿を消した光景が生き生きとよみがえる。

 佐藤さんは東京生まれ。5歳で龍ケ崎に疎開し、戦後、父親が営む写真店を手伝いながら撮影を始めた。

 1959年、初めて沼のほとりから見下ろした風景に心を奪われた。稲荷川から沼へ注ぐ河口周辺に多くの「浮田」が点在。「太陽が水に反射してきらめき、印象的だった」。くし形に並ぶ造形美に引かれ、沼に通った。

 浮田は、水中に杭を打ち込んで枠を作り、マコモなどを積んだ上に沼底の泥をすくいあげてかぶせた田んぼだ。沼にぷかぷかと浮いているように見えた。 龍ケ崎市史によると、大きいのは1枚が1反(10アール)余りあり、「盛事には一八〇町歩(約180ヘクタール)もあった」が、つくば学園都市の建設に伴う沼の浚渫(しゅんせつ)で消えたという。

 66年に独立し、龍ケ崎で写真スタジオを開業後も、沼にレンズを向けた。「単なる風景ではなく、移り変わる『水辺の記録』になればとの思いを込めた」 今回は、撮りためた約1万2千コマから150点を展示。沼の岸辺一帯に広がる浮田、田舟といわれる小さな舟、2隻の舟でフナなどを追い込む巻き網漁……。網のそばで羽を休める白鳥や、沼の入り江にあった立派な構えのウナギ屋の写真も。「沼や川の風景は一変したが、写真を通して暮らしや歴史を感じてほしい」と話している。 会場は牛久市中央生涯学習センター2階展示ホール。問い合わせは佐藤さん(090・7230・0272)へ。(佐藤清孝)
https://www.asahi.com/articles/ASL505W42L50UJHB00C.html

http://archive.is/7tB6j

posted by BNJ at 11:10 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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