2018年06月05日

増えすぎ 小学校のウサギ【読売新聞2018年6月5日】(小学校学習指導要領/動物飼育/鳥インフルエンザ)

 ◇譲渡先探すも・・・対応苦慮


 ◇飼育管理 助言する体制を

 子どもに動物への親しみを感じさせるため、ウサギを飼育している県内の小学校で、予期せぬ繁殖に戸惑うケースが起きている。文部科学省は雄雌の分離を勧めるが、性別の見分けは難しく、子ウサギが生まれた小学校では近隣の学校に譲ったり、地域で飼い主を探したりと対応に苦慮。専門家は「自治体が飼育数を把握し、獣医師が適切な助言をする仕組みが必要」と指摘する。(中田敦之)

 鳥取市東町の市立久松小では、雄1匹、雌5匹を隣接した別々の小屋で飼っているが、4月に子ウサギが13匹生まれた。餌をやるタイミングなどで雄が雌の小屋に紛れ込み、交尾したとみられるという。同市篠坂の市立東郷小では、雄雌を分けずに13匹を飼育。3月に子ウサギ5匹が生まれた。

 日本獣医師会によると、ウサギの雌は妊娠すると1か月ほどで5匹前後の子どもを産み、子ウサギも4、5か月で出産できる体に成長する。雄雌は腹部の生殖器の形で見分けるが、小さい頃は判別しにくいという。

 文科省は、小学校学習指導要領で動物飼育を推奨。2003年には、ウサギやモルモット、ニワトリなどの飼育の手引書「学校における望ましい動物飼育のあり方」を作成した。ウサギは「繁殖性が高いため、飼育頭数をむやみに増やさず、適正に数をコントロールすることが大切」と、雄雌を分けたり、去勢手術をしたりする方法を提案している。

 ただ、県教委は鳥インフルエンザ予防のために飼育数を調査している鳥類以外、各学校が飼っている生き物の種類や数、状況を確認しておらず、市町村教委も大半が未把握。管理や対応は学校に任せているのが現状だ。鳥取市教委学校教育課は「動物の飼育を通じた教育は各校の特色の一つとして進めてもらっているが、小動物を飼う学校は減っており、大きな不都合は出ていない」とする。

 久松小では「雌雄が分からない子ウサギがいると、また繁殖するかも」と、教員や児童の保護者、近隣小に声をかけ、もらい手を探すが、「引き取ってもらえなければ飼い続けるしかない」。東郷小も「小屋の広さや世話をする手間を考えると増えすぎた」と、譲渡先を探す。長江昭彦校長(57)は「譲り手ともらい手をつなぐマッチングの仕組みがあれば助かる」と話す。

 日本獣医師会の学校動物飼育支援対策検討委員会で副委員長を務める「ところ動物病院」(福岡県うきは市)の處愛美ところかなみ院長(61)は「小動物は、自治体と地域の獣医師会、学校が連携して飼育数を管理し、飼育方法や繁殖について専門家がきちんとアドバイスをする体制をつくることが望ましい」と語る。
http://www.yomiuri.co.jp/local/tottori/news/20180604-OYTNT50397.html

http://archive.is/fHCMK

posted by BNJ at 11:18 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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