2018年05月31日

(427)サボテンの間をよちよち フンボルトペンギン【共同通信2018年5月31日】

 ペンギンが自分の背たけより大きいサボテンの間をよちよち歩いている。後ろのかべには海岸の風景がえがかれ、地面はコンクリートではなくて土だ。福井県坂井市の越前松島水族館の「ぺんぎんらんど」。
 背のびするようにしてつばさを広げるフンボルトペンギン。後ろにサボテンが見える
 背のびするようにしてつばさを広げるフンボルトペンギン。後ろにサボテンが見える
 ペンギンって雪や氷に囲まれた寒い土地の生きものなんじゃないですか? 担当の松原亮一(りょういち)さんに聞くと、ここにいるのはフンボルトペンギンで、もともと南米のチリやペルーでくらしている。気候は日本と同じ温帯。「ぺんぎんらんどは生息地のようすを再現したんです」
 ペンギンは全部で20種近くいるけれど、寒い土地でくらすのは7種だけだそうだ。
 でも知らないお客さんには「なんでサボテンなんだ」とか「こんなところで飼われて、ペンギンがかわいそう」と言われることもある。そんなとき、松原さんたちはフンボルトペンギンのことを、よく説明する。
 下を土にしたのには、ほかにも理由がある。フンボルトペンギンは土にあなをほって巣を作り、そこに卵を産んで、オスとメスのペアが交代であたためる。「そういう野生に近い行動ができるようにしたかった」
 今年もひながかえった。でもたずねて行ったときは、まだ巣の中。「もう少ししたら巣を出たり入ったりするようすが見られますよ」(文・写真、佐々木央)=2016年7月配信
https://www.47news.jp/culture/education/ikimono/2406045.html

http://archive.is/MCjOx

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: