2018年06月16日

放鳥トキ1期生雄のひな誕生【朝日新聞デジタル2018年6月16日】

第1回放鳥で唯一生き残ったトキの雄がペアを組み、誕生したひな=環境省提供

 環境省は15日、2008年の第1回放鳥トキの中で唯一生存している12歳の雄がペアを組み、4年ぶりにひなが生まれたことを確認した、と発表した。現在、新潟県佐渡市の自然界で最高齢とされるトキがひなを孵化(ふか)させた現象を、同省は歓迎している。

 同省佐渡自然保護官事務所によると、このトキは佐渡トキ保護センターで06年に生まれ、第1回放鳥トキ10羽のうちの1羽。ほかの9羽の生存はすでに確認できず、「1期生」で唯一生き残っていた。

 5月15日に杉の木に足輪なしの年齢不詳の雌とペアを組んで営巣・抱卵している様子を確認、今月11日に1羽のひなを、モニタリングチームが確認した。生まれたひなには14日、作業チームが足輪を装着した。

 この雄は過去、別の雌2羽と営巣・抱卵を繰り返してきたが、孵化できたのは14年のみ。この時は2羽が孵化したが、巣立ちはできなかった。それだけに、3羽目の雌を相手に孵化させたのは、最大の喜びだと同事務所は説明する。若松徹・首席自然保護官は「今回生まれたひなが無事巣立つことを注視したい。第1回放鳥から10年が経過し、記念すべき年に、そのトキがひなを孵化させたことは、特筆すべき事項だ」と話した。

 今年のトキの繁殖状況は15日現在、31組のペアから64羽が孵化し、このうち45羽が巣立った。(原裕司)
https://www.asahi.com/articles/ASL6H5H4RL6HUOHB00J.html

初放鳥トキ最後の一羽にひな誕生 4年ぶり【新潟日報モア2018年6月16日】
第1回放鳥から唯一生き残る12歳雄のトキが、4年ぶりにふ化させたひな=佐渡市(環境省提供)

 2008年9月の第1回放鳥トキの中で唯一生き残る12歳雄(個体番号11番)が、佐渡市の野生下で4年ぶりにひなをふ化させた。秋の放鳥10周年を前に、見守ってきた関係者は「記念の年に明るい話題」と喜んでいる。

 第1回放鳥の10羽は、昨年9月に残っていた3羽のうち2羽が「死亡」と認定され、11番だけとなった。環境省が15日の定例報告で、11日にひな1羽を確認したと発表。11番はペアの雌と共に餌を運び、ひなを外敵から守ろうとする姿も見せているという。

 野生下の寿命は15年ほどとされ、12歳は高齢の域。同省佐渡自然保護官事務所の若松徹首席自然保護官は「栄養状態などが不安定な自然下で生き抜き、生殖機能を維持しているのはすごい」と生命力に驚く。

 一方、これまでの“子育て”の苦労を知る関係者は「今度こそ」と巣立ちに期待する。11番は10〜17年に計3羽の雌とペアになったが、ひながかえったのは14年の一度だけ。この時の2羽も巣立つまで育たなかった。モニタリングチームの酒川善一さん(72)=同市=は「10年近く見てきたかわいいやつで、初孫が生まれたよう。無事に巣立ってほしい」と願っている。

 15日時点で野生下ではペア20組の45羽が巣立っている。6組がひな10羽を育て、3組が抱卵している。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/toki/habatake/20180616400240.html

http://archive.is/0hNI1
http://archive.is/J2qpU

タグ:佐渡島 トキ
posted by BNJ at 11:03 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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