2018年06月28日

狙われる電柱〜カラスの巣、すぐ連絡 東北電力、除去は本県が最多【山形新聞2018年6月27日】

 カラスの繁殖期の3〜7月は、電柱上に作られた巣の材料の枝やハンガーが電線に触れることで停電が例年多発する。本県では今季、25日までに8件発生。梅雨に入り、営巣材や電柱がぬれるとより停電に結び付きやすくなる。未然防止のため、東北電力は、巣を発見した場合、早めの連絡を呼び掛けている。

 東北電力によると、県内でカラスの巣が原因の停電は2013年から17年までに年間6〜15件発生している。巣の材料が、機器の接続部で電線がむき出しになった部分に触れ、漏電することで起きる。電流の異変を感知し、送電は自動的に止まる。

 カラスの生態を研究している農学博士で元山形大教授の後藤三千代さんによると、電柱上に巣を作るのはハシボソカラスで、敵からの攻撃を避けるために営巣は高所を好むという。周囲に高い木が無い場所では、電柱が絶好の営巣地となる。

 停電を防ぐため、東北電力は繁殖期にパトロールを強化。停電の恐れがある箇所に巣を見つけると、その都度取り除く。雛がいる場合は近くの安全な場所に移す。1日に100個以上の巣に対応することもあり、本県では17年中に8849個を除去した。年当たりの除去数は7千〜8千前後で、営業エリア(東北6県と新潟県)のうち、過去5年間では毎年最多となっている。17年中で2番目に多いのは新潟県の7552個だが、他の5県は毎年3千個を下回っており、本県が突出している。

 背景について、後藤さんは果樹栽培が盛んであることを挙げ「本県のカラスの生息数が特別多いわけではない。剪定(せんてい)された枝などが簡単に得られ、巣を作りやすい環境が整っているのでは」と分析する。

 防止対策として、東北電力は電柱上に巣が作れないよう障害物を設置しているが、山形支店の担当者は「県内には約28万8千本の電柱があり、全ての営巣箇所を特定することは難しい。素早い情報提供が停電防止につながるので、連絡をお願いしたい」と話した。連絡はコールセンターへ。電話は通話無料の(0120)175366。
http://yamagata-np.jp/news/201806/27/kj_2018062700608.php

http://archive.is/wNGh0

posted by BNJ at 11:49 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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