2018年07月03日

飼育ノート 旭川市旭山動物園 シマフクロウ 待ちに待った春【毎日新聞2018年7月3日】

今春産まれたシマフクロウのヒナ2羽と母親(奥)=旭川市旭山動物園提供

巣立ち後のシマフクロウのヒナ=旭川市旭山動物園提供
 この春、うれしい出来事がありました。シマフクロウが旭山動物園で初めて繁殖したのです。シマフクロウは、日本では北海道と北方領土にのみ生息する大型フクロウで、道内で165羽ほどしか生息しない絶滅危惧種です。

 当園のペアは2年前の春に釧路市動物園からやってきました。オスのロロは動物園生まれ、メスのモコは自然界で保護されました。当園に来た当初はまだつがいといえる関係ではありませんでしたが、その年の秋にはつがいの儀式である「鳴きかわし」を頻繁に行い、繁殖の期待が高まっていました。そして、ついに今年の3月、モコが2卵を産卵し、4月9日と13日に無事ふ化しました。

 初めての子育てでしたが、父親のロロはせっせと巣に餌を運び、モコはヒナの世話をしっかり行い、ヒナたちはすくすく育ちました。そして5月下旬〜6月上旬、それぞれ無事巣立ちを迎え、巣の外で新たな生活をスタートさせています。巣立ちをしてもしばらくは親と一緒に行動し、飛び方や餌の取り方など生きるための方法を学びます。親離れまであと半年ほどですが、立派に育ってほしいと思います。(副園長・池谷優子)=次回は8月7日掲載
https://mainichi.jp/articles/20180703/ddm/013/070/023000c

http://archive.is/rcgVh

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