2018年07月16日

ブッポウソウが消えた!リニア工事中断【テレ朝NEWS2018年7月16日】(既報関連ソースあり)

 毎年巣作りをしているはずの長野県の天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」の姿が見えないため、工事を中断しています。

 工事を中断しているのは、リニア中央新幹線の関連で長野県中川村で進められていた「四徳渡トンネル」の工事です。保護活動をしている住民によりますと、長野県の天然記念物にも指定されているブッポウソウは、毎年この工事現場付近の橋で巣作りをしているということです。今年は5月下旬に2組が飛来してきているのが確認されていました。例年なら巣作りをして7月下旬ごろまでいるはずですが、今年は先月20日ごろには姿が見えなくなったということです。ブッポウソウがいなくなったとの報告を受け、JR東海は13日からトンネル工事を一時、中断しています。今後は、JR東海と村、住民などで協議会を開いて対応を話し合うということです。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000131861.html

中川のリニア関連トンネル工事中断 ブッポウソウ報告受け【信濃毎日新聞2018年7月14日】
工事が中断した四徳渡トンネルの工事現場=13日、中川村
 JR東海が13日、リニア中央新幹線関連工事として上伊那郡中川村で新設中の「四徳渡(しとくわたり)トンネル」の工事を中断したことが分かった。12日夜に開かれた同村リニア対策協議会で、工事現場近くで営巣していた県天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」がいなくなった―とする報告があったことを受けた一時的措置。JR側は「今後の対応は、県をはじめとする関係機関と相談しながら決めたい」としており、工事の再開時期などは未定だ。

 ブッポウソウの保護活動をしている地元の「ブッポウソウの里の会」によると、一帯は1990年以降、ブッポウソウが毎年営巣。今年も5月下旬に2組の営巣を確認したがひなは確認できず、6月20日ごろにはいなくなっていた。通常の年は7月下旬ごろに巣立つという。12日の協議会では、5月下旬から7月下旬の繁殖時期に「何の配慮もされず工事が行われた」との声がメンバーから出ていた。

 ブッポウソウは県版レッドデータブックで「絶滅危惧1A類」に指定されている。同会によると、中川村はブッポウソウの県内有数の営巣地で、今年は約20組の営巣を確認した。特に四徳渡トンネル付近は村内で最も多い地域で、同会や野鳥の会が巣を掛けるなど保護活動をしている。

 「ブッポウソウの里の会」事務局の桃沢孝之さん(中川村)は、ブッポウソウが見られなくなったことについて「絶対とは言えないが、工事が影響したと思う」と指摘する。

 四徳渡トンネルの工事は、下伊那郡大鹿村から同郡松川町へと続く県道松川インター大鹿線の改良工事の一環。大鹿村からリニアのトンネル工事の残土運搬での利用が見込まれている。

 JR側は、県の公共事業の環境配慮書に基づき、専門家から助言を受けて、ブッポウソウに配慮した工事計画を立てたと説明。繁殖期間中は大きな音を立てる工事を避け、クレーン作業も5月10日以降しておらず、安全上必要な照明は夜中にともしているという。同社は、7月2日の現地調査でブッポウソウのつがいが飛んでいるのを確認したが、巣は確認していないとしている。

 協議会でJR側に工事中断を要請した宮下健彦村長は「今後どうするか、ブッポウソウの里の会の話も聞きながら(対応を)進めてほしい」と話している。
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180714/KT180713FTI090019000.php

中川のブッポウソウ姿消す リニア工事、一時中断【中日新聞2018年7月14日】
 野鳥ブッポウソウを保護する中川村の「ブッポウソウの里の会」は、十二日に村内で開かれた同村リニア中央新幹線対策協議会で、村の四徳大橋付近で営巣中だった二組のペアが先月から姿を消したと報告した。一帯では、リニア工事に向けた県道改良工事でトンネルを新設中で、同会は「工事の影響で巣を離れてしまった可能性がある」と指摘。JR東海は「県をはじめとする関係者と状況を把握する」として、十三日から一時的に工事を中断した。

 同会によると、四徳大橋付近では一九九〇年から毎年、ペア一〜二組の営巣を確認。五月上旬に飛来し、ひなが巣立つ七月下旬までとどまるが、今年は営巣を確認した二組とも先月二十日ごろから姿が見えなくなったという。

 同会は「繁殖の大事な時期に巣や餌場の辺りを多くの人や工事車両が通行していた。クレーンも動いていたとも聞く。猛きん類が襲ったり繁殖が成功しなかったりした可能性もあるだろうが、二組同時に巣を離れることは考えづらい」としている。

 協議会長の宮下健彦村長は取材に「JR東海と県は、ブッポウソウの営巣状況をただちに同会と協議すべきだ。その上で、繁殖期間中は工事の見直しや中断を検討してもらいたい」と述べた。

 JR東海の広報担当者によると、七月二日の現地調査では飛翔(ひしょう)していたが、巣箱への出入りは確認されず、同会に相談していたという。工事については「県の公共事業環境配慮書に基づき、工事前に専門家の助言を得て車両の通行や工程などに配慮している。同会などとも定期的に相談し、繁殖中は大きな音がする作業は避けるなどの対策を実施し、五月十日以降はクレーン作業をしていなかった」と説明した。

 JRは環境影響評価書(二〇一四年)で、ブッポウソウについて「生息環境へ影響を及ぼす可能性がある場合は回避または低減に努める」としている。

 (岩田忠士、伊勢村優樹)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180714/CK2018071402000024.html

http://archive.is/y1fZ2
http://archive.is/AJgjt
https://megalodon.jp/2018-0714-1129-32/www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180714/CK2018071402000024.html


中川でブッポウソウ営巣やめる 近くでリニア関連工事【信濃毎日新聞2018年7月13日】
リニア「地元住民に丁寧に説明を」 県が「助言」【信濃毎日新聞2018年4月26日】
長野 リニア、環境調査で問題なし JR東海、16年度結果提出【中日新聞2017年6月30日】
リニア工事でのブッポウソウ保護 中川で調査【長野日報2017年3月26日】
ブッポウソウ 上伊那で19つがい営巣【長野日報2016年10月26日】
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北に広がり 伊那でもブッポウソウ繁殖【長野日報2015年10月30日】
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posted by BNJ at 21:30 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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