2018年07月28日

秋田)県内最大級の風力発電計画 野鳥愛好家が反対【朝日新聞デジタル2018年8月10日】

風力発電所の建設計画地付近で撮影されたクマタカ=2006年9月24日、秋田県由利本荘市の笹森丘陵、野鳥の会秋田県支部提供

 由利本荘市赤田の笹森山周辺で、県内最大級の風力発電所の建設が計画されている。これに対し、野鳥愛好家は「周辺は渡り鳥の重要なルートで、絶滅危惧種のクマタカの生息地」と反対の声を上げている。

 計画しているのは、風力発電で国内最大手のユーラスエナジーホールディングス(東京)。2023年春に着工、25年春の稼働をめざし、環境影響評価(アセスメント)の手続きを進めている。

 同社によると、笹森山の南側の山林約960ヘクタールに、出力2千〜4千キロワットの大型風車を20基ほど建てる計画。総出力は5万キロワットで、年間発電量は一般家庭約3万世帯分に相当する。担当者は「慎重に現地調査をし、地元の方々のご理解を頂いて進めていきたい」としている。

 一方、日本野鳥の会によると、一帯はワシタカ類やガン類、ハクチョウ類など多くの渡り鳥が通過する重要な地域。クマタカの生息地でもあり、繁殖している可能性が高いという。同会は「バードストライクや渡り鳥の障害になることが懸念され、生息に大きな影響を及ぼす恐れが高い」として、計画の見直しを求めている。

 会見した同会県支部の佐藤公生支部長(78)は「渡り鳥のルートに風車を建設すれば、国際的な影響が考えられる。この場所だけはやめてほしい」と訴えた。秋に南下するタカ科のハチクマやサシバを観測するため、計画地をよく訪れていたという。

 環境影響評価の手続きは先月13日、環境への影響調査の方法を示す「方法書」の縦覧が終わった。日本野鳥の会と同会県支部は同月9日、「調査方法が不十分」などとする意見書を同社に提出。方法書を審査する経済産業省に意見を述べる県に対しても同月27日、一帯を開発計画から除外するよう求める要望書を提出した。

 今後、県などの意見を踏まえて経産相が方法書に勧告を出し、事業者はそれを受けて現地調査を実施。調査の結果を踏まえて環境影響評価の手続きを進め、それが終われば電気事業法に基づいて経産相が建設の可否を決める。(石川春菜)
https://www.asahi.com/articles/ASL81410TL81UBUB001.html

野鳥の会「風力発電事業見直しを」(秋田県)【NNNニュース2018年7月28日】
由利本荘市で計画されている風力発電事業について、日本野鳥の会が環境への影響に対する詳しい調査や事業の見直しを求める要望書を出したことを明らかにしました。
この風力発電事業は再生可能エネルギーを手掛ける東京都の「ユーラスエナジーホールディングス」が由利本荘市の笹森山周辺におよそ20基の風車の設置を計画しているものです。これに対して日本野鳥の会は「現場付近は渡り鳥が飛来するルートになっているほか、絶滅危惧種のクマタカも生息していて、風車が悪影響を与える」等として要望書を出しました。要望書では環境への影響の調査を鳥の生態にあわせた時期により多くの回数行うことや建設計画自体の見直しを求めています。日本野鳥の会は「現場周辺は野鳥の宝庫であり生物の多様性がみられる場所。これからも守っていきたい」と思いを述べていました。
http://www.news24.jp/nnn/news86113921.html

http://archive.is/L00Pz
http://archive.is/B43TB

住民の反対強く 鳥海山麓風力発電事業の見送り決定【秋田魁新報2018年4月6日】
鳥海山麓に風車計画、住民が質問状 景観、環境のへ影響懸念【秋田魁新報2018年2月23日】

環境省_秋田由利本荘における風力発電事業(仮称)に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について 平成29年12月26日
https://www.env.go.jp/press/104959.html
環境省_(仮称)笹森山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について 平成29年12月14日
https://www.env.go.jp/press/104850.html

posted by BNJ at 23:21 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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