2018年08月02日

ブッポウソウ問題 リニア関連工事を今月後半再開【信濃毎日新聞2018年8月2日】

 リニア中央新幹線の関連工事として、上伊那郡中川村に新設中の県道のトンネル工事現場近くで県天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」がいなくなった問題で、工事主体のJR東海と県は1日夜、一部中断していた工事を今月後半に再開する方針を明らかにした。同日、地元で観察を続ける「ブッポウソウの里の会」や日本野鳥の会伊那谷支部メンバーと協議。意見を聞いた結果、既に一帯から巣立ったことなどから、工事の影響はないと判断した。

 再開するのは、県道松川インター大鹿線の「四徳渡(しとくわたり)トンネル」の工事。トンネル近くの四徳大橋では今年5月、里の会メンバーが、ブッポウソウ2組の営巣を確認していたが、6月にいなくなった。1990年以降毎年営巣しており、繁殖しなかったのは初めてという。このためJRと県は7月13日に工事を中断。営巣場所から離れたトンネル東側出入り口付近では、同19日に工事を再開していた。

 JRが依頼した業者が同23日に付近を調査したところ、営巣や飛んでいる姿は確認できなかった。里の会などは、ブッポウソウが人の気配などに敏感な営巣の時季は過ぎ、9月初旬ごろまでは村内の森などで過ごしているものの、工事は影響しないと考えて再開を容認した。

 トンネルは本年度中に完成予定だが、JRと県は来年度も営巣の調査をすることを里の会や日本野鳥の会伊那谷支部の要請を受けて決めた。

 同支部の吉田保晴支部長は「トンネル開通後、リニア工事の残土運搬のトラックが通るため心配。事前に状況を知らせてほしい」と要望。JRはリニア本体工事で発生する残土については、環境影響評価(アセスメント)書に基づき対応するとしている。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180802/KT180801ATI090026000.php

http://archive.is/fXxw5
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posted by BNJ at 22:08 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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