2018年08月15日

(443)地位が高い方がきれい キンイロキンケイ【共同通信2018年8月15日】

キンイロキンケイ。見ている間、ほとんど地面にいたけれど、このときだけ木にとまった
 長野県小諸(こもろ)市の小諸市動物園には広い野鳥舎があって、体の色がきれいなオシドリや頭のかざりが優雅なホオジロカンムリヅルなんかがいる。その中に金色のすごく目立つ鳥がいた。
 まず頭が金色。金属みたいに光っている。むねからおなかにかけても金色。頭の後ろのえりまきのような部分はオレンジ色に黒い線が入る。
 見ていると、野鳥舎の中を走りだし、ほかの鳥がめいわくそうにした。気も強そうだ。
 担当の中津久美子さんによると、キンイロキンケイという鳥のオス。野鳥舎には2羽、別のケージにも2羽いる。メスもいるけれど、金色なんかどこにもなくて地味だ。
 キンケイはもともと、中国奥地の高地にいる。「キンイロ」が付かないふつうのキンケイは、むねが金色でなく赤い。
 よく見ると、オスでも金色のかがやきが少しずつちがうみたいだ。これは生まれつきですか? 年の差ですか?
 「いいえ、キンケイはキジの仲間。キジの仲間は上下関係がはっきりしていて、地位が高い方がきれいになるんです」と中津さん。おたがいの関係が外見にまで影響してくるなんてびっくりだ。
 オス同士のけんかが、はげしい。「首のえりまきみたいなところをばっと立てて、つつき合います」。けんかに勝って、きれいになりたいのかな。(文・写真、佐々木央)=2016年11月配信
https://www.47news.jp/culture/education/2646016.html

http://archive.is/csnXK

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