2018年08月23日

ヤマネコ保護区拡大目指す、土地購入へ寄付協力訴え…対馬のNPO【読売新聞2018年8月23日】

保護区の森に立つ山村会長
保護区に生息する野生のツシマヤマネコ

 絶滅が心配される国の天然記念物ツシマヤマネコの保護活動に取り組んでいる長崎県対馬市のNPO法人「ツシマヤマネコを守る会」は、同市上県町北西部の民有林を購入して独自に設定している保護区の拡大を目指している。現在の約40ヘクタールに加え、周辺の約30ヘクタールを買い上げる計画で、費用の助成や寄付などの協力を呼びかけている。

 同会が保護区に設定している山林内は、市内でも特にヤマネコの生息密度が高い地域といわれる。保護区はすり鉢状をした地形の中に点々と分散しており、周辺部を買い上げて一体的に保護に取り組む考え。購入予定地の斜面地や裾部には、かつて地域の住民が米やソバ、サツマイモなどを作っていた田畑跡がある。海に流れ込む沢もあり、北帰行するツルの群れも降りて羽を休めていたという。

 同会は、保護区内で湧き水が出ていた所を整備して井戸を作った。ヤマネコやシカ、ヤマネコの餌となるネズミなど小動物が利用していることが分かり、沢から遠い場所にプラスチック容器を石で固定したヤマネコの水飲み場も設けた。

 購入する予定の畑跡では耕作に取り組む。ソバ、サツマイモなどを植え、ヤマネコの餌となる野鳥や小動物を増やす。また、対馬で昨年2月、国内で38年ぶりに野生のカワウソが確認されたことを踏まえ、沢を整備してカワウソが生息できるようにしたいという。

 購入費は企業や団体からの助成金、会員からの寄付金を充てる予定。山村辰美会長(74)は「ヤマネコの個体が減少している中で、この山林一帯は生息に重要な場所。皆さんに理解してもらい、寄付の協力を訴えていきたい」と話している。
https://www.yomiuri.co.jp/kyushu/life/trend/20180823-OYS1T50059.html

posted by BNJ at 22:28 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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