2018年08月28日

(455)パラボラアンテナのように音を集める顔 カラフトフクロウ【共同通信2018年8月28日】

水の入ったケースのふちに立つカラフトフクロウ。寒い冬でも水の中に入ったりする


 目のまわりに、輪のようなもようが何重にも取りまく。木の切りかぶみたいだ。くちばしは小さくちょこんと、つきだしている。

 埼玉県狭山市の智光山(ちこうざん)公園こども動物園のカラフトフクロウ。説明には「円盤のような顔はパラボラアンテナのように音を集める」と書いてある。狩りに役立つんだ。

 ケージの中には2羽。置物みたいに動かない。と思ったら、首をぐるっとまわした。後ろを向いて顔が見えなくなった。

 担当の古屋早織(さおり)さんによると、木の上にいるのがメスのウメ、地面にいるのがオスのシゲル。去年、いっしょにここに来た。来る前、古屋さんはカラフトフクロウについて調べた。そのとき見た画像は、羽ばたいて目を見開き、こっちに向かってくるすがただった。「いかつくて、ちょっとこわい印象でした」

 でも担当になってみると、あばれたり、こちらをおどかしたりするようなこともなくて、落ち着いた鳥だった。「今はすごくかわいいです。最初は大きな顔におどろいたけれど、今はその顔がかわいい」

 寒い森林地帯にくらす鳥なので、むし暑い夏が心配だ。「去年の夏は扇風機や日光をさえぎるネットをつけたりして、それでもちょっと苦しそうだったけれど、がんばってくれました」。早く智光山の夏になれるといいな。(文・写真、佐々木央)=2017年2月配信
https://www.47news.jp/culture/education/ikimono/2708975.html

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