2018年08月30日

(456)絶滅が心配されている鳥 コサンケイ【共同通信2018年8月30日】

コサンケイのオス。よく見ると青一色ではなく、もようが入っている

 コサンケイはベトナムにいる鳥で、キジの仲間だ。埼玉県狭山市の智光山(ちこうざん)公園こども動物園には4羽。オスは体全体が深いブルーで金属のように光る。とても美しい。目のまわりは赤く、頭のてっぺんは白い羽根だ。担当の古屋早織(ふるやさおり)さんが「絶滅が心配されている鳥です」と説明してくれた。
 ベトナムは第2次世界大戦の後、フランスやアメリカと何十年も戦争した。自然がこわされ、人間だけでなく、たくさんの生きものが死んだ。戦争が終わると、開発が進んだ。コサンケイのすむ場所もへった。
 大事な鳥だから、日本各地の動物園が協力して、うまくオスとメスを組み合わせて、ふやそうと、取り組んでいる。
 「智光山も参加していますが、なかなかうまくいきません」と係長の伊東友基(ともき)さん。「産卵はしたんですが、矮小卵(わいしょうらん)と言って、小さいのしか産まなかったんです」と残念そうに話す。
 いろんな工夫を続けている。たとえば、えさとしてキャベツやコマツナ、ニワトリが食べる配合飼料をやっているけれど、繁殖期には虫も加えたり、けんかしたときに、にげられるように木を植えたり。
 見ていると、オスがメスに近づいて、メスの首に顔をよせた。「あ、今いい感じですね」。古屋さんと伊東さんがうれしそうな顔をした。(文・写真、佐々木央)=2017年2月配信
https://www.47news.jp/culture/education/ikimono/2712947.html

http://archive.is/PhbMw

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