2018年08月31日

日本一、鳩レースで“最速の称号” 庄内町・今井さん、900キロ超の長距離飛行【山形新聞2018年8月31日】

長距離レースで最速のハトに贈られる衆議院議長賞に輝いた「16FA01358」と今井久さん=庄内町余目
 日本鳩レース協会や加盟団体が各地で今年開催した約50の鳩レースの中で、庄内町余目、保険代理店経営今井久さん(68)のハトが最高飛翔速度を記録し、「スピード王」とされる衆議院議長賞に輝いた。1分間に飛んだ距離(最高分速)は約2キロをマークし、鳩レース歴30年を超える今井さんにとって念願の全国初タイトルとなった。

 鳩レースはハトの帰巣本能を利用し、出発地と各鳩舎(きゅうしゃ)間の直線距離を、到着までに要した時間で割った速さを競う。今井さんのハトは「16FA01358」(2016年4月2日生まれ、メス)で、今年5月5日に山形地区連盟が開催したレースに出場し、優勝を飾った。レースでは山口県長門市から庄内町までの925キロを約8時間かけて飛び、分速1993.060メートルをマークした。

 同協会には全国66連盟が加盟し、それぞれで主催する飛行距離900キロ以上のレースの中から最も速いハトが衆議院議長賞に選ばれる。今年は4月16日〜5月21日に開かれた全国約50レースが対象となり、全体で8500羽ほどが参加した。この中で頂点をつかんだ今井さんは「ハトが頑張ったのはもちろんだが、風に恵まれるなど運も良かった」と話す。

 今井さんは、全国的にハトブームだった小学6年の頃、近所の学生からハトを譲ってもらい飼い始めた。知人の誘いで、レースに出場するようになったのは30代半ば。今では町内の鳩舎で約300羽を飼育し、交配や餌にもこだわっている。県内大会での優勝は30回を超え、県内では約200人を数える愛好者の中で第一人者となった。「想定した時間通りにハトが帰ってきた時は、今でもうれしくて胸が高鳴る」と、その魅力を語る。

 県内の愛好者で衆議院議長賞に輝いたのは、今井さんがレースに挑戦し始める以前に1人いたという。

 レースに勝つための秘訣(ひけつ)は、長時間飛び続ける力を養うトレーニングと健康管理だ。卵からかえったひなは、1カ月半ほどで飛べるようになる。1時間、2時間と徐々に飛行時間を延ばして鍛え、病気を防ぐ管理も徹底。餌は脂肪分の少ない麦やトウモロコシを中心に、たくましい体をつくり上げるという。

 ようやく手にした日本一の称号。次に狙うのは、交配、繁殖、競技力、飼育管理など鳩舎としての総合力が問われる「日本最優秀鳩舎賞」だ。「まずは山形、新潟両県の羽越ブロックでトップになりたい」。秋からのレースへ向け、今井さんのハトは鶴岡市朝日地域や新潟県村上市の空を飛んでいる。
http://yamagata-np.jp/news/201808/31/kj_2018083100706.php

http://archive.is/G3XM7

posted by BNJ at 22:35 | Comment(0) | 愛玩鳥/飼い鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: