2018年09月03日

(460)ハゲコウもびびって飛んでいく  アカカワイノシシ【共同通信2018年9月3日】

地面をかぎまわるアカカワイノシシ。アフリカハゲコウがそばに来ても気にしない

 ニンジンのかけらが地面にころがっている。アカカワイノシシが近くを歩きまわっているけれど、なかなか食べようとしない。ずいぶん歩きまわってから食べた。
 赤茶色の体、せなかのあたりが逆光にかがやいて、耳の先の毛がしゅっと長い。ここ、神戸市の神戸どうぶつ王国にはメスが2頭。名前はツキとハナ。担当の長嶋敏博(ながしまとしひろ)さんによると、イノシシの中で最も美しいといわれている種だ。
 「ニンジン、好きじゃないんですか」と聞いたら「ニンジンとリンゴ、サツマイモなどをやっていますが、リンゴが1番で、2番がサツマイモ、3番目がニンジンです」と教えてくれた。
 運動場のある場所の真ん中には大きな池があって、池をはさんで寝室がある。毎朝、池を泳いで運動場に来て、夕方も泳いで寝室に帰る。
 寒い日でも平気なんですか?「寒くても入りますよ」
 泳ぎは上手ですか?「けっこう上手です。鼻だけ水面から出して、犬かきで泳ぎます」
 ここでは同じアフリカにいるアフリカハゲコウ、ムナジロガラスといっしょにくらす。アフリカハゲコウは大型の鳥だけれど、アカカワイノシシが近づくと、飛び去った。「びびってどっか行っちゃうんです」。このゾーンでは最強の生きものなんだ。(文・写真、佐々木央)=2017年3月配信
https://www.47news.jp/culture/education/ikimono/2725835.html

http://archive.is/sjkXa

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