2018年09月27日

世界の湿地、森林の3倍の速さで消滅 ラムサール条約初の報告【AFPBB News2018年9月27日】

【9月27日 AFP】世界で最も貴重で、生物多様性に富む生態系の一つである湿地が、都市化や農地化が進む中、危機的速さで消滅している。湿地の保全を目的としたラムサール条約(Ramsar Convention)の事務局が27日、報告書を発表し、侵食を食い止めるための迅速な対応を呼び掛けた。

 ラムサール条約は半世紀近く前、イランの都市ラムサールで締結された。同条約の事務局が、世界の湿地の現状に関する報告書を発表するのは初めて。

 マーサ・ロハス・ウレゴ(Martha Rojas Urrego)事務局長は、スイス・ジュネーブで記者会見し、「われわれは危機的状況にある」「森林の3倍の速さで湿地が失われている」と述べ、湿地の消滅により、気候変動など壊滅的影響を受ける恐れがあると警告した。

 全88ページに上る同報告書によると、1970年から2015年までに、湿地の約35%が消滅。湿地には、湖や川、沼地、泥炭地に加え、ラグーン(潟)やマングローブ、サンゴ礁などの沿岸地帯や海洋区域も含まれる。

 湿地は今日、1200万平方キロメートル以上を占めているが、消滅速度は2000年以降加速していると、報告書は指摘している。

 湿地は、世界で消費される真水のほぼすべてを直接的あるいは間接的に供給しており、また、動植物の種全体の40%以上は湿地で生息したり繁殖したりしている。湿地原産の動物や植物は、とりわけ生存が危ぶまれており、4分の1は絶滅の危機に直面しているとされる。

 報告書は、国を挙げての持続可能な保全計画など、湿地を有効的に管理するためのさらなる努力の必要性を強調している。
http://www.afpbb.com/articles/-/3191165

半世紀で世界の湿地35%消滅 ラムサール条約初報告【共同通信2018年9月27日】
1970〜2015年に消滅した湿地の割合
 【ジュネーブ共同】国際的に重要な湿地の保全を目的としたラムサール条約の事務局は27日、1970〜2015年の約半世紀に世界の湿地の35%が消滅したとする報告書を発表した。地球温暖化や人口増、都市化が主な原因と指摘。森林の3倍のスピードで消滅が進んでおり、00年から一層加速しているとした。条約事務局による世界の湿地の現状に関する包括的な報告書は初めて。

 ウレゴ事務局長は「生態系にとり重要な湿地が危機にひんしている。各国政府や関係機関が協力、保護に乗り出す必要がある」と強調している。

 約2300に上る条約の登録湿地の個別状況は公表していない。
https://this.kiji.is/417808306533418081?c=39546741839462401

http://archive.is/u8iJ0
http://archive.is/BvT8Z

posted by BNJ at 13:04 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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