閉鎖された「犬吠埼マリンパーク」のイルカ「ハニー」=8月、千葉県銚子市、坂野正人さん撮影
楽しいショーを見せてくれたイルカの行く末は――。水族館閉鎖で行き場をなくしたイルカ「ハニー」をめぐり、イルカ飼育の是非を考えるトークセッション「イルカ問題の真実」が東京都千代田区内で27日、開かれる。
千葉県銚子市の「犬吠埼マリンパーク」のメスのハンドウイルカ「ハニー」は今年1月の施設閉鎖後も引き取り手がない。「多くの人がイルカショーを楽しみながら、イルカの置かれた状況を考えずにいる。一方で飼育イルカを野生に戻すのは困難だ」。ハニーを見たイルカジャーナリストの坂野正人さん(64)ら市民グループが一緒に考える場をつくろうと企画した。
会場は千代田区神田駿河台1丁目のレストラン「エスパス・ビブリオ」。午後3〜5時は参加無料で、坂野さん、動物保護団体「PEACE」の東さちこ代表ら登壇者らと自由に話せる。午後6〜8時半のパネルディスカッションなどの参加費は1500円。申し込みは電話(03・6821・5703)か、「9/27イルカ問題の真実希望」、名前と電話番号、参加人数を書いてメール(info@espacebiblio.superstudio.co.jp)。先着70人まで。
千葉県衛生指導課によると、マリンパークには、イルカ1頭、フンボルトペンギン46匹、魚や爬虫(はちゅう)類・両生類200〜300匹がまだ飼育されており、引き取り手を探しているという。
https://www.asahi.com/articles/CMTW1809261300002.html
http://archive.is/q0xJe
閉館施設にイルカやペンギン、騒動に 千葉・銚子市【日本経済新聞2018年9月19日】
民間水族館が閉館、イルカなど引き取りないまま【読売新聞2018年8月28日】
犬吠埼マリンパーク ありがとう 老朽化であす閉館 /千葉【毎日新聞2018年1月30日】