2018年10月04日

「地どりピヨ」大ピンチ、事業譲渡先見つからず【読売新聞2018年10月4日】(既報関連ソースあり)

生産がピンチに陥っている「鳥取地どりピヨ」(県提供)

 鳥取県が独自に開発した地鶏「鳥取地どりピヨ」が、ピンチに陥っている。生産の9割以上を担う鳥取市の第3セクター「ふるさと鹿野」が、事業の赤字を理由に年内での生産休止を決めたためだ。県などは養鶏事業の譲渡先を探しているが、飼育コストが高いなど地鶏ならではの事情も絡み、めどは立っていない。

 県畜産課によると、ピヨは約20年前に商標登録され、ピーク時の2014年には五つの養鶏業者が1万6564羽を生産した。その後は撤退や廃業が相次ぎ、17年は8619羽と約半分まで低迷。現在も飼育しているのは2社だけで、ふるさと鹿野が95・6%を賄う。

 ところが、同社は9月末でヒナの仕入れを休止した。ピヨの飼育期間は3か月程度のため、年内には同社からの出荷が途絶えることになる。

 背景には、地鶏の飼育期間がブロイラーより半月以上長かったり、広いスペースでの「平飼い」が必要だったりして、餌代や人件費、土地代がかさむという事情がある。そのため、同社の前身「鹿野ふるさと振興公社」が02年に参入してから1度も黒字化したことがなく、近年は毎年数百万円の赤字を国民宿舎の運営など、他の事業の収益で穴埋めをしてきた。

 同社幹部は「元々の価格設定が安すぎた。取引先にも値上げ交渉などをお願いしてきたが、採算ラインには届かなかった」と打ち明ける。販路が限られているため、コストを価格に転嫁するのが難しく、さらに、近年の豪雪や猛暑でヒナや若鶏が相次いで死んだことも追い打ちをかけたという。

 同社や県によると、同社は今年夏頃、智頭町内で年400羽弱を飼育するもう一つの業者に生産拡大を打診。この業者は将来的には年1000羽程度まで増やすことを検討しているが、「今、年8000羽規模を引き受けるのは考えられない」と難色を示したという。

 現在は県や同市などと協力して県内80の養鶏業者から受け皿を探している。同社幹部は「ピヨを途絶えさせないよう、なるべく早く道筋をつけ、取引先や消費者にも安心してもらいたい」と強調。市農業振興課の担当者も「せっかくの地元のブランド地鶏。支援策が必要であれば考えたい」とバックアップを約束する。(滝口憲洋)

 ◆鳥取地どりピヨ=県中小家畜試験場が「シャモ(軍鶏)」をベースに「ロードアイランドレッド」などを交配して開発。1999年12月に商標登録した。ピヨと銘打つには「県内でヒナをふ化させる」など独自の基準も設けている。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181004-OYT1T50057.html

http://archive.is/0gybR

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posted by BNJ at 11:25 | Comment(0) | 養鶏畜産ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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