2018年10月06日

サル2匹脱走 富山市ファミリーパーク【北日本新聞2018年10月6日】

■1匹は園外の可能性 捕獲まで休園

 富山市ファミリーパーク(同市古沢、石原祐司園長)は5日、雄のニホンザル2匹が脱走したと発表した。1匹は園内にいるのを確認しているが、もう1匹は園外に逃げた可能性があるとし、目撃情報の提供を呼び掛けている。同園は、逃げたサルを捕獲するまで休園する。

 同パークでは、高さ3メートルと5メートルの二重の電気柵で囲われた「里山生態園」でニホンザル36匹などを飼育している。9月29日に職員が総数を数えたところ、体長約50センチの雄(5歳)がいなくなっていることが分かった。

 通常営業しながら職員が捜していたところ、5日午後2時50分、雄の「パール」(10歳)が高さ3メートルの柵をよじ登ったのを目撃。施設内に戻そうとしたが、パールは5メートルの柵も越えてしまった。その後15人で里山生態園を包囲し、日没の午後6時ごろまで捜索を続けた。パールは柵の裏のやぶにいるのを確認している。

 6日は午前7時から職員20人で捜索する予定。残りのサルは同日、園内の別の施設に収容する。

 同パークはパールを捕獲し施設点検を終えるまで休園し、外に逃げた可能性がある1匹の捜索は、パールが見つかるまで保留とする。

 同パークではかつて、タンチョウがおりから逃げたことがあったが、すぐに捕獲している。石原園長は「動物園としてあってはならない事故を起こしてしまい、大変申し訳ない。見掛けた際はむやみに近づかず連絡してほしい」と、情報提供を呼び掛けた。

 市教委によると、同パーク周辺の同市古沢小、長岡小、呉羽小、老田小、池多小、呉羽中は5日、児童、生徒の保護者にサルへの注意を呼び掛けるメールを送った。

 情報提供は同パーク、電話076(434)1234。


■目の前で電気柵越え
 のどかな秋晴れの白昼に起きたサルの脱走劇−。富山市ファミリーパークの職員は5日、目の前で起きた突然の事態への対応に大わらわとなった。脱走時に園内にいた客を出入り口まで誘導した上で、閉園時間前に園内を閉鎖。多くの来場が見込まれた3連休もサルを捕まえるまで休園し、イベントも全て中止する。

 同パークのニホンザルは2011年に完成した里山生態園で飼育しており、9月29日、1匹の雄(5歳)がいなくなっていることが月に一度の個体数点検で判明した。脱走したか確認できなかったことなどから公表せず、通常通り開園しながら、職員は見回りを強化。脱走経路や痕跡を探していた。

 雄の「パール」が脱走したのは9月末に逃げたサルを捜している最中だった。同パークによるとサルは秋に発情期を迎える。パールは雌の取り合いで別の雄に追い回され、高さ3メートルの電気柵を越えたとみられる。その後も威嚇され、さらに5メートルの柵もよじ登った。

 脱走を目撃した村井仁志動物課長は「柵に触れた瞬間、バチバチと音がした。非常に痛い思いをしてまでも逃げだしたかったんだろう」と話す。もう1匹の脱走理由は不明だが、発情期が関係していると推測する。

 パールが脱走した時間帯、広い園内のあちこちに客がいた。職員が分担して車を走らせ、理由を説明しながら出入り口まで乗せていった。午後4時前には全員退園させ、全ての出入り口を封鎖。同5時半の記者会見直前まで扉を開けなかった。園内での報道陣の行動は制限され、終始ピリピリした空気が漂っていた。
http://webun.jp/item/7505434

http://archive.is/EjKXb

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