2018年10月26日

語り継がれるカッタ君 常盤公園のモモイロペリカン死後10年【山口新聞2018年10月26日】

カッタ君の写真を見ながら思い出を振り返る白須道徳さん(右)と岡田孝さん=宇部市
宇部市の常盤公園周辺を飛び回り、幼稚園で園児と触れ合ったモモイロペリカンのカッタ君。2008年7月に園内で死んでいるのが見つかり、今年で10年となった。「半分くらい人間の気持ちになっているようだった」。育ての親で市常盤動物園協会動植物管理監の白須道徳さん(71)は在りし日の姿をしのぶ。

1985年7月にペリカンとして日本初の人工ふ化で生まれた雄。名前は両親の古里インド・コルカタに由来する。梅雨時期に浸水の危機があった同公園のペリカン島から白須さんが卵を回収し、ふ化させた。

翼を広げると幅約3メートルになるペリカン。白須さんの中に「空を飛ぶ姿を見せたら子どもが大喜びするはずだ」との思いがあり、羽を切らずにいたところ、生まれて4カ月ほどで公園周辺を飛ぶようになった。3歳の頃に近くの明光幼稚園を初めて訪問。園内の大きな鏡に映った自分の姿に恋をして通い始めた。

ひなの頃から人と触れ合っていたため、物おじせずに園児と交流。追いかけっこをしたり、歌に合わせて体を動かしたりする様子は新聞やテレビで取り上げられ、絵本やアニメ映画にもなった。山口和子教諭は「私たちにとっては世話の焼ける園児、園児にとっては友達という感覚だった」と語る。今も園舎にはカッタ君が描かれており、当時の園児は親となり子どもに思い出や触れた時のぬくもりを語り継いでいるという。
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2018/1026/8p.html

カッタ君メモリアル展始まる【宇部日報2018年10月27日】
常盤公園で育ち、宇部市民のアイドルとして愛された雄のモモイロペリカン・カッタ君が天国に旅立って10年。節目のメモリアル展が27日から、ときわ動物園の体験学習館モンスタで始まった。カッタ君の23年間を写真パネルや新聞記事で振り返り、市民が寄せた思い出メッセージなどを展示している。11月11日まで。
カッタ君は1985年7月8日、日本初の人工ふ化によって同公園で誕生。名前は、故郷インドのカルカッタ(現コルカタ)にちなんで付けられた。飼育員によって育てられ、人懐っこい性格に成長すると、しばしば近くの幼稚園や学校、海岸に飛んでいくようになった。園児たちの歌に合わせて踊るように体を動かす姿が報道されて全国的な人気者となり、宇部市や常盤公園を有名にした。しかし、2008年7月16日、同公園のペリカン島で息を引き取っているのが見つかった。23歳で、人間でいえば40歳すぎという若さで惜しまれた。
会場では、人工ふ化で成長していった様子、幼稚園に飛んでいって子どもたちと楽しく過ごす姿、子育てに専念するイクメン≠ヤりを写真パネルで紹介。家系図では、7羽の子と2羽の孫がいるうち、子と孫1羽ずつが日本平動物園(静岡市)で暮らしているのを伝えている。
思い出メッセージの展示コーナーでは、明光幼稚園の山口和子先生が「カッタ君と共に過ごした子どもたちの子どもが今、園児となっています。カッタ君は私の大切な卒園児です」と寄せている。このほかにも「カッタ君と初めて会ったときにおなかにいた娘が、12月にママになります」などの声が目を引いている。
宮下実園長は「多くの人々に愛され、一方で子煩悩で子孫もしっかり残したカッタ君。人の心の中でも、ペリカンとしても立派に生きた、まれな一羽だったと改めて感じる。ペリカンの放し飼いを再び望む声があるが、鳥インフルエンザの懸念など、カッタ君が活躍した約30年前とは違う状況があるので、それは難しい」と話している。
関連イベントとして、カッタ君を育てたときわ動物園動植物管理監の白須道徳さんと、アニメ映画「カッタ君物語」に声優として関わった宇部出身のタレント西村知美さんによるトークショー&映画上映会を、11月10日午前9時からときわ湖水ホールで開催する。入場無料、事前申し込み不要。
メモリアル展の開場時間は午前9時半〜午後5時。火曜日休館。
http://ubenippo.co.jp/local/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E5%90%9B%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E5%B1%95%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8B/

山口)モモイロペリカン「カッタ君」 思い出語り継ぐ【朝日新聞デジタル2018年11月7日】
在りし日のカッタ君の写真パネル=山口県宇部市

 幼稚園に通い、園児と遊ぶ姿が話題になったモモイロペリカンのカッタ君が亡くなって10年。生まれ育った、ときわ公園(山口県宇部市)体験学習館モンスタで、カッタ君の歩みを紹介する特別企画展が開かれている。11日まで。

特集:どうぶつ新聞
 カッタ君は1985年に日本初の人工孵化(ふか)で誕生。3歳のころから、公園近くの学校や幼稚園に飛来し、子どもたちと一緒に遊んだ。全国ニュースにもなり、95年には市民の募金でアニメ映画「カッタ君物語」が制作され、宇部市のシンボルになった。市民に親しまれながら、2008年7月に亡くなった。

 特別展はカッタ君の思い出を語り継いでほしいと、ときわ動物園が企画した。カッタ君の孵化直後の写真や、公園内の歩道を歩く姿、子育てに励む様子などを紹介。アニメ映画の原画や台本も並ぶ。

 カッタ君の思い出を語るメッセ…

残り:488文字/全文:830文字
https://www.asahi.com/articles/ASLC54H79LC5TZNB00H.html

http://archive.is/UbmeE
http://archive.is/kUkci
http://archive.is/nQFbY

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