2018年11月13日

京都)放ち鵜飼いに前進 思わぬ産卵から4年 宇治【朝日新聞デジタル2018年11月13日】

岸に戻ったウッティーを迎える鵜匠の江崎洋子さん(左)と澤木万理子さん=11日午後、京都府宇治市の宇治川

 京都府宇治市の宇治川で11日、人工孵化(ふか)で生まれたウミウの「ウッティー」を使い、綱をつけずに魚を捕らせる放ち鵜飼(うか)いが初めて披露され、5羽が呼ばれただけで岸に戻ってみせた。鵜飼いのウミウの思わぬ産卵から4年。人工孵化のウミウで放ち鵜飼いをするという前例のない取り組みが、大きく前進した。

 始まりは4年前の5月19日。宇治川にある鵜小屋の床に青白い卵を見つけ、鵜匠(うしょう)の澤木万理子さんが「うそや!」と大声をあげた。この年、卵から1羽が孵化した。

 宇治川のウミウは翌年から昨年まで毎年産卵し、ウッティーは9羽になった。孵化率を上げ、その後も順調に成長させるのにはどうすればいいか。澤木さんら鵜匠は、手探りで技術を確立。ウッティーとの距離感にも注意してきた。

 最初の1羽は過保護だったせいもあり、人によくなついたが、ほかのウミウとうまく関係が築けなかった。2年目に生まれた2羽は少し距離を置いて育てたが、あまりなつかなかった。昨年あたりからバランスがとれてきたという。 カワウを使った中国の鵜飼いに詳しい国立民族学博物館の卯田(うだ)宗平(しゅうへい)准教授は「ちょうどいい感じのウミウみたいなものを育てていく方法が固まってきている。だれもやったことがないものを4年でここまで安定させるのはすばらしい」と評価する。

 放ち鵜飼いの本格実現に向け、今年4〜6月に実施したクラウドファンディングでは目標を上回る180万円以上が集まった。 鵜匠の江崎洋子さんは、澤木さんらとともにウッティーに関わってきた。放ち鵜飼いを見守り、「ギャラリーが多いなか、いつも以上の力を発揮してくれた。本番に強い」とたたえた。 澤木さんは「訓練の方向性はこれでよかったのかな。今後は9羽みんなが放ちをできるようにやっていきたい」と話した。 「宇治川の鵜飼」を主催する市観光協会は2年後の本格実施をめざし、実施場所や期間を検討していく。(小山琢)
https://www.asahi.com/articles/ASLCD235HLCDPLZB005.html

http://archive.is/XPQlB

宇治川 「放ち鵜飼」で「ウッティー」 伸び伸び、魚とり【毎日新聞2018年11月11日】

posted by BNJ at 11:04 | Comment(0) | 鳥獣狩猟ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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