2018年11月19日

タンチョウ飛来増、生態や共存を学ぶ【朝日新聞デジタル2018年11月19日】

首がまだ茶色い2羽の幼鳥を連れて歩くタンチョウのペア=10月12日、浜頓別町のクッチャロ湖周辺、佐々木清彦さん撮影

地元の子にセミナー/浜頓別
 宗谷地域で国の特別天然記念物タンチョウの飛来数が増えていることから、環境省は18日、浜頓別町のクッチャロ湖水鳥観察館でセミナーを開き、地元の子どもたちがタンチョウの生態や共存のあり方について学んだ。

 タンチョウは釧路湿原を中心とした道東が主な生息地だが、長年の保護増殖活動で1600羽以上に増え、過密状態になっている。冬は大半が少雪で結氷しない河川があり、給餌(きゅうじ)場が集中する釧路地域で越冬するが、春から秋は道内各地に分散し、繁殖するようになった。

 クッチャロ湖畔では2006年に1ペアを確認して以降、年々増え、今年は最多の12羽を確認。うち1ペアが2羽の幼鳥を育てた。サロベツ原野では04年に1ペアが飛来したのが最初で、今年は幼鳥3羽を含む17羽を確認。他の地域の湿地や牧草地などでも多数見られている。

 一方、タンチョウが増えた道東では人慣れが進み、牛舎での飼料の盗み食いや、列車や交通事故が新たな問題になっている。環境省は分散化へ道東での給餌量を減らしており、今後、宗谷地域でも同様な問題が起こる可能性がある。このため、受け入れには地域の理解と飛来数の実態把握が重要で、飛来数の一斉調査が必要という声もある。

 セミナーでは釧路市のNPO法人タンチョウ保護研究グループの百瀬邦和理事長や、「タンチョウも住めるまちづくり」に取り組む長沼町で活動する日本生態系協会の横山智子主任研究員らが講師を務め、わかりやすく生態や共存の意味を説明した。

 この後、子どもたち11人が3グループに別れ、「タンチョウのために出来ること」について話し合い、「いまの環境を守る」「やさしく見守る」「人工的に沼や遊水池をつくる」などそれぞれの考えを発表した。 (奈良山雅俊)
https://www.asahi.com/articles/CMTW1811190100013.html

http://archive.is/oLuMO

タグ:タンチョウ
posted by BNJ at 11:47 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: