2018年11月24日

(480)小道で日なたぼっこ シラコバト【共同通信2018年11月24日】

木の小道のまん中で、つばさをひろげるシラコバト

 さいたま市の大宮公園小動物園にあるフライングケージの入り口には「とりたちのらくえん」と書かれている。入ると、木が生いしげり、いろんな鳥が自由に飛んだり、歩きまわったりしていた。
 人間が通りぬけできる小道にいたのは灰色の鳥。羽を広げ、うずくまるようなかっこうだ。「シラコバトです。人があまりいないときは、ああやって日なたぼっこします」と飼育係の藪美晴(やぶみはる)さん。
 灰色に明るい茶や黒がまじり、首の後ろに1本、黒いしまが入っている。地味に見えたけれど、なかなかおしゃれだ。
 国の天然記念物で埼玉県の県鳥でもある。ということは、埼玉の森に行くと、いくらでも見られるんですか?
 「いいえ。絶滅が心配されていて、野生ではなかなか見かけなくなってきています」
 でも、このケージではふえている。「初め30羽ぐらいだったのが、いま110羽ぐらい。この時期は葉っぱが多くて見えないので、冬場に葉っぱが落ちてから数えます」
 そんなにたくさんいるのかな? 「子どもたちに『どこにいるか、さがしてごらん』と声をかけると、楽しんでさがしてくれます。緑にかくれて見つけにくいけれど、上の方にもいますよ」
 そう言われて見上げると、いた、いた。葉っぱのかげにも。見つかると、やっぱりうれしい。(文・写真、佐々木央)=2017年8月配信
https://www.47news.jp/culture/education/ikimono/3007512.html

http://archive.is/XkWcd

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