2018年11月24日

男の気持ち 北帰行 鹿児島県出水市・谷口歩(団体職員・47歳)【毎日新聞2018年11月24日】

 地元テレビ局の夕方のニュースに父が登場したことがある。インタビューの背景は初夏の青田である。例年だと3月末には一区切りがつく、鶴の北帰行から取り残された1羽の雄の発見者だった。画面に映る鶴は、羽がボサボサで泥まみれだ。

 父は日焼けした猫背のおじいさん。父もまた帰るべき場所に向かうタイミングを逃してぼうぜんとしている老人に見えた。

 その年の秋、テレビ局から譲り受けたDVDを見ている私の背後から父が声を掛けてきた。「スタイリストが…
https://mainichi.jp/articles/20181124/ddp/013/070/008000c

http://archive.is/XKnA6

タグ:出水
posted by BNJ at 21:54 | Comment(0) | 鳥類コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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