2018年12月05日

トキ 西日本初一般公開【読売新聞2018年12月5日】

雄4羽のトキが試験公開される施設(出雲市で)
 ◇15日から出雲

 ◇施設新築、双眼鏡も用意

 出雲市の市トキ分散飼育センターで15〜28日、国の特別天然記念物トキが西日本で初めて一般公開される。来夏からの本格公開を前にした試験公開で、市は4日、現地説明会を開き、雄4羽を公開した。(佐藤祐理)

 環境省によると、現在、出雲市以外でトキを分散飼育しているのは、石川県能美市のいしかわ動物園、東京都日野市の多摩動物公園、新潟県長岡市の同市トキ分散飼育センターの3施設。多摩動物公園以外は既に一般公開されており、出雲市は3施設目となる。

 市は2011年、佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)からペア2組の移送を受けて分散飼育を始め、現在は10羽を育てている。

 公開されるのは4、9、10、13歳の雄4羽で、放鳥に適していなかったり、雌雄飼育のバランスから漏れたりした個体だという。

 出雲市は公開に先立ち、市トキ分散飼育センターの敷地内に木造平屋(約145平方メートル)を新築。11月に完成した。そのうち観察スペースは57平方メートルで、見学用双眼鏡なども備えている。

 トキ側からは見えにくい熱反射ガラス越しに、約2〜12メートルの距離から止まり木で休む様子などが観察できる。また、タイミングが合えば、ドジョウなどの餌をついばんだり、羽ばたいたり、「ダアッ、ダアッ」と鳴き声を出したりする姿も見られるという。

 ただ、トキは敏感なため、市は来訪者によるフラッシュ撮影や、窓ガラスへの接触、素早い動きなどがストレスを与えるとして、注意を呼びかける。

 繁殖期を避けた来年7月1日〜12月28日、本格的に公開する予定。

 市農業振興課の梶谷房生・課長補佐は、国内で一度は絶滅したトキが市での公開に至った背景には佐渡トキ保護センターの努力もあるとして、「トキ色の美しさを見てもらいたい。佐渡の人たちの努力も感じてほしい」と話している。

 一般公開は午前10時〜午後3時。入場料は無料だが、トキの保護・繁殖の普及啓発のために200円の協力金を募る。
https://www.yomiuri.co.jp/local/shimane/news/20181204-OYTNT50219.html

きれい 朱紅色の羽 出雲のトキ 15日から公開【山陰中央新報2018年12月5日】
ケージ内の止まり木から飛び立つトキ=出雲市西新町2丁目、市トキ分散飼育センター公開施設
 出雲市が4日、市トキ分散飼育センター(島根県出雲市西新町2丁目)に設けた新施設で、来週末から試験的に一般公開する国の特別天然記念物トキの雄4羽を報道陣に公開した。15日から28日まで見学できる。
 環境省や佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)と協議して選んだ4羽は、2005年から14年にかけて生まれた。このうち2羽は出雲で分散飼育中で、残る2羽は、公開のため佐渡から10月下旬に移された。
 警戒心が強いトキは、普段はケージ内の止まり木にいることが多いが、時折、羽ばたいてトキ色と呼ばれる薄い朱紅色の羽を見せ、餌場でどじょうをついばむ姿も見られるという。飼育を担当する市農業振興課の梶谷房生課長補佐は「きれいなトキ色を見てもらい、これまでの佐渡の皆さんの(繁殖への)努力の跡を感じてほしい」と話した。
 試験公開は午前10時〜午後3時。繁殖期を経て、来年7月1日からの本格公開を予定する。
http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1543974248424/

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