2018年12月06日

コウノトリ 兵庫へ移送【読売新聞2018年12月6日】

 ◇越前市で飼育の4歳雄 野外ペアの繁殖に配慮

 県は5日、越前市で飼育している国の特別天然記念物・コウノトリ3羽のうち、同市菖蒲谷町のケージにいる「ゆうきくん」(雄、4歳)を、兵庫県立コウノトリの郷さと公園に輸送した。福井県によると、ケージ近くに営巣する野外ペアの繁殖が期待されており、トラブルを回避するためという。

 ゆうきくんは、県が同公園から借り受け、越前市中野町のケージにいる「ふっくん」(雄、21歳)「さっちゃん」(雌、20歳)のペアが、別のつがいの卵を温める「托卵たくらん」で2014年に誕生させた3羽のうちの1羽。ゆうきくんのケージ近くには、16年から毎年、野生の「みほとくん」(雄、5歳)が飛来し、ゆうきくんに興味を抱き、近づく他の個体をみほとくんが攻撃するような行動が見られている。

 みほとくんは17年、雌と営巣し産卵に至ったが、孵化ふかしなかった。今年春には、ゆうきくんの妹の「ゆめちゃん」(雌、4歳)とペアになりかけたが、繁殖行動にはいたらなかった。

 みほとくん、ゆめちゃんは現在、他県で過ごしているが、来年2〜3月には越前市内に戻り、再びペアとなることが見込まれる。野外繁殖への影響がないよう、トラブルになる前にゆうきくんを当面、同公園で預かってもらうことにしたという。

 県内では今年、ふっくん、さっちゃんの<実子>が初めて誕生し、3羽が放鳥されたが、自然繁殖は1964年以来確認されていない。県は「半世紀ぶりの自然繁殖を期待したい」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/local/fukui/news/20181205-OYTNT50209.html


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