2018年12月08日

池の水を抜いて再生したら…井の頭池に水鳥集【読売新聞2018年12月8日】

井の頭池に生息するカイツブリの親子(7月3日撮影)=生態工房提供
井の頭池で羽を休めるミコアイサ(10月24日撮影)=生態工房提供

 井の頭公園(東京都武蔵野市、三鷹市)の井の頭池で、池の水を抜いて環境を再生する「かいぼり」が実施されてから間もなく1年になる。同園で野鳥の調査などを行う認定NPO法人「生態工房」(武蔵野市)によると、今年は水鳥のカイツブリの繁殖が昨年に続き盛んで、同池では珍しいミコアイサの姿も確認された。同法人は「渡り鳥の季節はカモの種類が増える。ぜひ観察してみてほしい」としている。

 生態工房によると、今年のカイツブリの調査では、4〜11月に6つがいの繁殖行動が確認され、18羽のひなが誕生した。2017年も繁殖期に6つがいから33羽生まれており、繁殖が盛んな状態が続いている。

 また、10月以降、池にはキンクロハジロやオオバン、ホシハジロなどが飛来し、11月下旬までに11種99羽が確認された。ほぼ例年通りの種類と数だが、10月下旬から11月初旬にかけては、同池では珍しいミコアイサが羽を休めていたという。

 ミコアイサは、オスの全身が白っぽく、白装束をまとった巫女みこのように見えることから、その名が付いた。目の周りが黒く、「パンダガモ」とも呼ばれる。同池にいたのは若いオスという。

 生態工房の佐藤方博まさひろさん(45)は「かいぼりで水質が改善し、池に水鳥の餌が増えた。カイツブリの繁殖が盛んになったことに加え、ミコアイサが半月ほど滞在したことも、その影響かもしれない」と話している。

 都は水質改善と外来種駆除などを目的に2013、15、17年度の3回、井の頭池でかいぼりを実施。3回目は昨年12月26日から水抜き作業が行われた。池は現在、ブラックバスが根絶するなど外来種が大幅に減り、水鳥の餌になるエビ類や小型魚などの在来種が増加している。3回目の結果の詳細は来年1月27日、三鷹市公会堂で報告される。
https://www.yomiuri.co.jp/eco/20181207-OYT1T50121.html

http://archive.is/wh4i7

posted by BNJ at 10:49 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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