2018年12月18日

香川)「中央」走れない中央通り フン害と看板で 高松【朝日新聞デジタル2018年12月18日】

フンで汚れた中央通りの路面=2018年12月11日午前10時23分、高松市中央町、福井万穂撮影

 高松市の中心部を南北に貫く中央通り。中央分離帯のクスノキにすみつくムクドリのフンが路面を汚し、走行中の車に落ちる。11月には片側3車線の真ん中を走るよう促す看板も現れた。中央通りなのに、「中央」が走れない事態になっている。

 中央通りは、JR高松駅前から南の栗林公園前までの約2・4キロにわたる国道11号、30号の愛称。中央分離帯に10メートルほどの間隔でクスノキが植えられている。

 「キーキー」。12月のある日の夕方。クスノキから、多数のムクドリの鳴き声が響いていた。クスノキをねぐらにし、日が暮れる頃に戻ってくるのだ。

 日本野鳥の会香川県支部によると、中央通りのクスノキは大きくて葉が密集し、ムクドリは身を隠しやすい。人や車も多くて外敵に狙われにくく、ねぐらとしては好条件という。

 「フンで路面が汚い」「臭いがひどい」。道路を管理する国土交通省の香川河川国道事務所には、今年4月から7件の苦情や要望が寄せられた。毎年のことだという。

 事務所はこれまで、鳥が嫌う臭いを発するロープを幹に巻いたり、方向感覚を狂わせる磁気を出す機械を置いたりした。だが、いずれも効果は得られず、被害は減らなかった。

 昔は枝葉が伸びるたびに短く切り、ねぐらにはなりにくかった。しかし、「高松のシンボルとして守りたい」と市民団体などが反発。1982年を最後に、短く切るのをやめた。

 現在は、枝葉が信号や標識を隠すなど通行に支障がある場合のみ、必要最低限の枝切りをしている。また、「ムクドリを追い出すのは難しい」として、代わりに路面を頻繁に清掃している。ほかの国道は原則的に年に1回だが、中央通りは5〜7回だ。

 一方、事務所は11月上旬、2種類の看板を中央分離帯に立てた。「前方右折待ち 車両注意」「直進車 中央車線へ」。3車線の右側の車線に右折待ちで止まる車に、後続の直進車が追突するおそれがある。新聞にこんな投書が載っているのを見て、設置した。

 中央通りには、クスノキが場所を取り、右折車線を設けられない地点がある。看板は、右側の車線を走る直進車に真ん中へ移るよう促している。

 ムクドリと看板。この二つのおかげで、真ん中の車線は混雑しがちだ。「クスノキもムクドリも、そしてドライバーも、うまく共存していければいいですね」。事務所の担当者はこう話している。(福井万穂)
https://www.asahi.com/articles/ASLCV5QF2LCVPLXB00D.html
https://www.asahi.com/articles/ASLCV5QF2LCVPLXB00D.html

http://archive.is/oRYNX
http://archive.is/eoGZl

posted by BNJ at 11:24 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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