2018年12月29日

志摩に「電柱生まれのコウノトリ」「歌ちゃん」飛来 田んぼで虫をついばむ姿【伊勢志摩経済新聞2018年12月29日】

志摩に「電柱生まれのコウノトリ」「歌ちゃん」飛来 田んぼで虫をついばむ姿

 志摩市の水田に12月29日、トキやオオハクチョウなどと同様に国の特別天然記念物に指定されているコウノトリが飛来していることがわかった。

【その他の画像】コウノトリの歌ちゃん

 コウノトリは、コウノトリ目コウノトリ科。黒いクチバシ、白と黒のツートンカラーの羽、朱から赤の足に、目の周囲が赤いのが特徴で、翼を広げると大きいもので2メートルにもなる大型の鳥。「幸せを運ぶ鳥」「赤ちゃんを運ぶ鳥」と言われている。

 志摩市に飛来したコウノトリは、足環の色から個体識別すると「J0181」で、今年3月13日に徳島県鳴門市の電柱の上に作られた巣の中で生まれた個体「歌(うた)」雌。名前は、鳴門市が4月3日〜4月20日までの期間に公募して決めたもので姉妹の「J0182」には「百(もも)」と名付けられている。「歌」の名前には「歓喜の歌をコウノトリの翼にのせて、鳴門市から世界の平和を願う」というメッセージが込められている。

 この日の「歌」は、見物人らを気にすることなく、稲刈りが終わった水田の土の中をクチバシで突いて虫など探しだし捕食していた。

 「コウノトリ定着推進連絡協議会」(徳島県徳島市)の公式フェイスブックページの「コウノトリの日々」によると、鳴門市の電柱の上でふ化し巣立ってから現在に至るまでの様子を詳しくレポート。4月24日に足環(右=黄赤、左=黄黄)装着、5月28日に水路で出られなくなってぐったりしていたところを助けられて九死に一生を得たこと、鳴門市が6月1日に姉妹に特別住民票を交付したことなどを公開している。

 これまでの「歌」の行動は、7月11日まで鳴門市、7月18日に香川県坂出市で目撃され、8月2日に鳴門市に帰郷。その後、8月18日に山口県岩国市、9月3日に京都府、9月16日に和歌山県、11月3日に浜松市の浜名湖岸近く、12月17日愛知県知多郡で目撃されている。志摩市に飛来してからは3日目だという。

 同協議会の柴折史昭さんは「『歌』が元気だということを聞いて安心した。和歌山までは姉妹で行動していたが『百』は三重県の紀宝町、桑名市などでの目撃情報があり別々に行動しているようだ。『歌』の方は愛知県で千葉県野田市の『翔』(J0117、雄)くんと一緒にいたから2羽でいるかと思ったが、1羽だったのか…。どうぞ温かく見守っていただければ」と話す。

 兵庫県立コウノトリ郷公園(兵庫県豊岡市、TEL 0796-23-5666)では個体識別のための足環カタログやコウノトリ飛来時の対応パンフレットなどを公開している。対応パンフレットではコウノトリを見つけたら静かに見守り、150メートル以上離れる、地域に迷惑を掛けない、餌を与えないなどが説明されている。
https://iseshima.keizai.biz/headline/3125/

http://archive.li/gTHLT

タグ:コウノトリ
posted by BNJ at 21:33 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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