2019年01月17日

富山)ニホンライチョウを一般公開へ 今年度中に【朝日新聞デジタル2019年1月17日】

富山市ファミリーパークで生育されているニホンライチョウ=富山市ファミリーパーク提供

 国の天然記念物のニホンライチョウの人工繁殖に取り組む富山市ファミリーパーク(富山市古沢)などで、現在は非公開で育てているライチョウを今年度中に一般公開することが決まった。環境省の保護増殖検討会がこのたび開かれ、一般公開が了承された。

 環境省は2015年度にニホンライチョウの人工繁殖事業を始めた。同パークでは、15年に北アルプスの乗鞍岳周辺で採取された卵五つを受け入れ、繁殖に取り組んできた。現在は雄8羽、雌3羽を生育している。

 人工繁殖事業は同パークの他に、上野動物園(東京都台東区)▽いしかわ動物園(石川県能美市)▽大町山岳博物館(長野県大町市)▽那須どうぶつ王国(栃木県那須町)でも実施。飼育技術がある程度確立されたことなどから、一般公開されることになった。

 同パークの担当者は「ライチョウの保全意識が高まってきている」といい、一般公開することで「来園者に保全をより身近な問題として捉えてもらえるのでは」と期待する。公開するニホンライチョウの数や具体的な場所は今後、他の施設などと協議して決めるという。(高億翔)
https://www.asahi.com/articles/ASM1J4TBTM1JPUZB00G.html

長野 ライチョウ、3月から一般公開 大町など5施設【中日新聞2019年1月12日】
大町山岳博物館で飼育するニホンライチョウ=大町市で(同館提供)

 大町市の市立大町山岳博物館は三月、環境省の保護増殖事業で人工飼育する国の特別天然記念物ニホンライチョウを、他の四施設とともに初めて一般公開する。同省の有識者検討会で決まった。事業が二〇一五年に始まってから飼育の技術がある程度確立してきたことを受け、生態の周知にも力を入れる狙い。

 大町での人工飼育は一六年に始まり、現在は雄二羽、雌四羽。一般公開で、来館者はガラス窓越しにライチョウを観察できるようになる。壁に北アルプス蓮華岳辺りの写真を張るなど、来場者がニホンライチョウのすむ環境を想像しやすくする工夫を凝らす。

 ニホンライチョウを一般公開する他の四施設は、上野動物園(東京)、富山市ファミリーパーク、いしかわ動物園(石川県)、那須どうぶつ王国(栃木県)。

 環境省によると、五施設で人工飼育の実績を積み重ね、別の個体との同居や餌やり、衛生管理などの適切な仕方が固まってきた。

 大町山岳博物館の鳥羽章人館長は「ニホンライチョウの一般公開で、絶滅の恐れがある現状や保護の取り組みを広く知らせたい」と話した。

 (林啓太)
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20190112/CK2019011202000013.html

人工飼育のライチョウ、3月に公開へ 大町山岳博物館など国内5施設【信濃毎日新聞2019年1月11日】
大町山岳博物館で飼育されているニホンライチョウ=2018年12月12日撮影(大町山岳博物館提供)
 国特別天然記念物「ニホンライチョウ」を人工飼育する大町市立大町山岳博物館など国内5施設が3月、ライチョウを一般公開することが10日、保護策を検討する環境省の有識者検討会で決まった。5施設は現在、計29羽を非公開で飼育するが、非公開部分の設備が手狭になったほか、公開を通じて保護への機運を高める狙い。5施設のライチョウの一般公開は、2015年に環境省が保護事業に取り組んで以降、初めてとなる。

 公開するのはほかに上野動物園(東京)、富山市ファミリーパーク、いしかわ動物園(石川県)、那須どうぶつ王国(栃木県)。具体的な日程や方法は今後詰める。大町山岳博物館は飼育中の6羽のうち一部を、昨年3月に完成したライチョウ舎で公開する方針だ。

 この日、都内で開いた有識者検討会で、日本動物園水族館協会生物多様性委員会が公開を提案し、了承された。同委員会によると、5施設が公開に充てるスペースはそれぞれ広く、自然環境を模した構造物も設けられている。手狭な非公開設備から移すことは野生復帰の技術の確立にも役立つとしている。5施設の来園者は年間約600万人で、人に見られるようなストレスに比較的強いと見極めることができたライチョウを公開する予定だ。

 大町山岳博物館のライチョウ舎の広さも、現在飼育する設備の約2倍ある。同館の栗林勇太学芸員は「絶滅の恐れがあるライチョウの現状や保護の取り組みに、市民や県民が理解を深めるきっかけにしたい」と期待している。

 有識者検討会ではこのほかに19年度の新たな試験事業として、中央アルプス駒ケ岳(2956メートル)で約半世紀ぶりに昨夏見つかった雌1羽に、北アルプス乗鞍岳(3026メートル)で採取した別のライチョウの受精卵を抱卵させ、ふ化させる取り組みも了承された。
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190111/KT190110FTI090010000.php

人工繁殖ライチョウ公開 ファミリーパークなど【北日本新聞2019年1月11日】

■5施設 3月中目指す

 環境省のライチョウ保護増殖検討会が10日、東京都内で開かれ、富山市ファミリーパークなどで非公開で飼育している国の特別天然記念物で絶滅危惧種「ニホンライチョウ」を、一般公開することを決めた。同パークなど、人工繁殖事業に取り組んでいる国内5施設で実施し、3月中の公開を目指す。

 人工繁殖はライチョウの野生復帰を目指して2014年に始まった。現在は富山、東京、石川、栃木、長野で計29羽を飼育している。

 各施設は17年度はケージで育て、本年度は6畳ほどの部屋でライチョウを放し飼いした。広い空間で過ごす方がストレスが少ないと分かり、非公開施設より広いスペースを確保した展示用の施設を活用。より自然に近いライチョウの行動を誘発するなどし、安定した繁殖、飼育環境を目指す。来園者の興味関心を高める効果もあるとみている。

 富山市ファミリーパークからは石原祐司園長と山本茂行名誉園長のほか、環境省と計画を進める日本動物園水族館協会のライチョウ計画管理者である秋葉由紀主査が出席した。同パークでは現在、非公開のライチョウ舎1棟で雄8羽と雌3羽を飼育。今後、各個体の性格や体調などを考慮し、展示用に整備した別のライチョウ舎に移す。

 公開する個体数は決まっていないが、解説パネルなどを用意する予定だ。石原園長は「ライチョウの美しさやかわいさを体験してもらえる機会ができて非常にうれしい。展示を生かし、県民の保全に対する意識向上に努めたい」と話した。

 19年度の人工繁殖では新たに横浜市繁殖センターが加わり、計6施設で取り組む。ファミリーパークからは、いしかわ動物園(石川)と上野動物園(東京)にそれぞれ成鳥を移す予定となっている。

■動物園の役割果たせ

 2014年に始まったニホンライチョウの保護増殖事業計画。繁殖と飼育技術の確立に専念するため、これまでの取り組みは全て非公開だった。15年から事業に取り組む富山市ファミリーパークでも、ライチョウ舎には飼育担当者や獣医師ら数人しか入れず、衛生管理を徹底してきた。

 事業開始から5年がたち、一定の成果や知見を得たことから、動物の生態を伝えるという動物園本来の役割を果たすための一歩を踏みだした。検討会では雪の上を歩く姿を見せる案も出た。県民にとって身近で愛着のあるライチョウを間近で見ることで「後世に残していこうと感じてもらういい機会になる」と同パークの石原祐司園長は言う。

 一方、ひなの死亡例が多いことや、最適な餌の開発など課題も多く残る。最終目標の野生復帰までは数十年という時間がかかる。今後、多くの県民が現状を知り、関心を持ち続けられる展示が求められる。

  (報道センター・藤木優里)
http://webun.jp/item/7531178

ファミリーパークで人工繁殖 ニホンライチョウ公開へ【チューリップテレビニュース2019年1月10日】
 富山市ファミリーパークなどで人工繁殖を行っている国の特別天然記念物・ニホンライチョウが、今年3月にも一般公開されることになりました。

 環境省の保護事業の開始から5年、初めての公開となります。

 これは、環境省が10日開いた検討会で決まったものです。

 国の特別天然記念物・ニホンライチョウは、国内での生息数が2000羽以下と推定され、近い将来、絶滅の恐れが指摘されています。

 環境省は2014年度からライチョウの保護増殖事業を開始、翌年から富山市ファミリーパークなどと人工繁殖に取り組んでいます。

 ファミリーパークでは、おととし、人工飼育した成鳥のつがいが初めて卵を産み、これがふ化したことで人工繁殖に成功。

 現在は、オスとメスで合わせて11羽を飼育していますが、ライチョウにストレスを与えないよう、一般公開はしていません。

 10日の検討会では、富山市ファミリーパークなど、ライチョウの人工繁殖に取り組む5つの動物園すべてでライチョウを展示公開することが了承されました。

 公開時期は、ライチョウが繁殖期に入る前で、体調が安定している今年3月を予定しています。

 公開の理由としては、動物園の展示施設が非公開の研究施設より広いことや、生きたライチョウの展示が、普及啓発につながると期待されことなどをあげています。
http://www.tulip-tv.co.jp/sp/news/detail/20190110183233

http://archive.is/oz7fi
https://megalodon.jp/2019-0112-1107-20/www.chunichi.co.jp/article/nagano/20190112/CK2019011202000013.html
http://archive.is/tWROC
http://archive.is/wL7Ml
http://archive.is/ytEUE

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