2019年01月24日

熊本)湿地センターが夏に開館へ 荒尾干潟【朝日新聞デジタル2019年1月24日】

荒尾干潟水鳥・湿地センターの内観イメージ図=環境省提供

 ラムサール条約に登録された荒尾干潟(熊本県荒尾市)に、環境省が夏の完成を目指して「荒尾干潟水鳥・湿地センター」の建設を進めている。環境省と運営を担う荒尾市は、干潟の保全や飛来する渡り鳥の紹介など、環境学習の拠点施設として活用する考えだ。

 環境省の九州地方環境事務所(熊本市)によると、センターは昨年10月、干潟の中心にあたる蔵満前海岸前の市有地約3200平方メートルで着工した。木造2階建ての延べ床面積は581平方メートル。夏休み中の完成予定。総事業費は約4億円。

 干潟と有明海特有の魚介類を紹介する水槽や地元でマジャクと呼ばれるアナジャコの巣穴模型などを展示。越冬のために飛来する絶滅危惧種のクロツラヘラサギやツクシガモといった希少種や、国内有数の飛来数を誇るシギ・チドリ類を写真パネルで紹介する。干潟の風景を映し出すライブシアターのほか、干潟で行われるノリ養殖やクルマエビ漁といった人の営みも取り上げる。

 ラムサール条約湿地は国内で52カ所が登録されている。水鳥・湿地センターが開設されているのは10カ所で、荒尾干潟が11カ所目。九州・沖縄では漫湖水鳥・湿地センター(沖縄県)に次いで2カ所目となる。

 センター開館に合わせ、市はすでに駐車場(乗用車約50台収容)を整備。今後、国道389号からセンターに入る市道の改良工事や、センターへの案内板の設置などを計画している。

 荒尾干潟は有明海の東部に位置し、南北9・1キロ、最大幅3・2キロ、広さは1656ヘクタールで単一の干潟としては国内有数の規模という。このうち、国の鳥獣保護区特別保護地区に指定された754ヘクタールがラムサール条約の湿地に登録されている。国内で8カ所登録されている干潟では最大だ。

 有明海では東よか、肥前鹿島の両干潟(いずれも佐賀県)もラムサール条約湿地だが、荒尾市環境保全課の渡辺武課長によると、国の施設ができるのは荒尾だけ。「ほかの2カ所も紹介して有明海ならではの干潟の特徴も知ってもらいたい」と話す。荒尾干潟の特性である砂干潟を生かしたヨガ教室やたこ揚げなど、干潟に親しんでもらう企画も計画中だという。(尾立史仁)
https://www.asahi.com/articles/ASM1Q4D7XM1QTLVB00D.html

http://archive.is/oTIB0

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