2019年02月19日

営巣時期の陸自工事回避をカンムリワシなどに影響か 文化財課が騒音、振動懸念【八重山毎日新聞2019年2月18日】

陸上自衛隊配備予定地


 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、市文化財課がカンムリワシなど国指定天然記念物の営巣時期(11月〜春先)の工事を避ける必要があると指摘していることが分かった。営巣中に近隣地で騒音、振動があると、巣を放棄することがあるため、としている。沖縄防衛局は、市有地隣接の旧ジュマールゴルフガーデンで2月中の安全柵設置、3月の造成工事開始を予定しており、周辺に国指定天然記念物が生息していた場合、営巣に影響が出る可能性もある。

 市は、同局の市有地取得の調整依頼に対し、各課と関係機関に関係法令上の課題や行政計画への支障の有無などについて照会、1月10日付で防衛局に結果を提出するとともに今後の対応を報告するよう求めている。石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会のメンバーの情報公開請求で明らかになった。

 それによると、文化財課は、取得予定市有地内に国・県指定の天然記念物が生息している可能性があるとし、生息が確認された場合は保護策について教育委員会との協議が必要とした。騒音、振動で巣を放棄することがある種として、国指定特別天然記念物のカンムリワシのほか国指定天然記念物のリュウキュウキンバトとカラスバトを挙げた。

 貝塚、遺跡、戦争遺跡、古墓などの埋蔵文化財の有無確認調査も行ったことがないため、「確認調査を実施する必要がある」との意見を付けた。

 このほか市農政経済課は、6筆について森林法と地域森林計画の観点から支障があると回答した。

 カンムリワシなど国指定天然記念物については、同局が13日に開いた建設工事に伴う住民説明会でも「カンムリワシにはそれぞれテリトリーがあるため、工事に入ると、行くところがなくなっていなくなる」として環境影響評価を求める声が上がった。

 同局は、現在行っている現況調査で営巣が確認された場合には有識者の意見も踏まえた対策をとる考えを示したが、「現況調査についてさえ、これまで一言の説明もない。住民とのやりとりもない」と反発を招いていた。
http://www.y-mainichi.co.jp/news/34992/

http://archive.is/dnHOw

posted by BNJ at 22:45 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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