2019年05月11日

新行徳野鳥観察舎 設計案に疑問の声 利用団体など「学習、観察しにくい」 /千葉【毎日新聞2019年5月11日】(既報関連ソースあり)

 市川市が県の行徳鳥獣保護区に建設を予定している新しい行徳野鳥観察舎(同市福栄)の施設概要がまとまった。無限のマーク(∞)をかたどり円形の建物が二つ重なったような設計案で「無限の可能性」という思いを込めた。市は目新しいデザインで集客力を高めたい考えだが、旧観察舎を利用してきた団体などからは「環境学習や野鳥観察に利用しにくい」と疑問の声が上がっている。【小林多美子】 保護区とその一帯にあった干潟やアシ原の多くは東京湾の埋め立てで失われたが、隣接する宮内庁の新浜鴨場と併せて県の行徳近郊緑地特別保全地区に指定されるなど貴重な自然が保護されている。

 県が設置した旧観察舎(1979年築)は耐震不足などで昨年4月に閉鎖された。村越祐民市長は市独自で新観察舎を建設する意向を表明し、今年度当初予算に整備費約2億円を計上。今年9月着工、来春完成を目指す。

 新観察舎は木造2階建て延べ約400平方メートルで、∞の形で二つの円形の中心は吹き抜けとなっている。保護区に面する2階正面はガラス張りの観察スペースで、1階にはカフェスペースなどを設ける。

 市環境部は「気軽に立ち寄ってもらえるよう従来の観察機能を含む複合的な施設になっている」と説明。今年1月に複数案から村越市長が選んだという。

 だが、設計案に対し旧観察舎を利用してきた団体などから、団体が利用できる学習スペースがない▽資料などの保管場所が少ない▽円形のため保護区を一望できない場所ができる−−などと修正を求める声が出ている。

 保護区では地元小中学校からクラス単位などで環境学習を受け入れているが、設計案ではその規模の人数が入れる部屋が整備されていないという。

 県野鳥の会(富谷健三会長)は4月20日付で、市長宛てに「(観察舎は)干潟・湿地環境の重要性を、訪れる多くの市民、将来を担う子どもたちに伝えていく重要な役割がある」などと修正を求める要望書を提出した。富谷会長は「観察舎は地域の歴史や環境を学ぶ場。景色を楽しむだけでなく、学びの場であることをもう一度考え直してほしい」と訴えている。
https://mainichi.jp/articles/20190511/ddl/k12/040/046000c

http://archive.is/gBoI4

市川市 19年度当初予算案 一般会計、過去最高1578億円 /千葉【毎日新聞2019年2月10日】
県行徳野鳥観察舎 解体へ 耐震強度不足 市川市、新たに建設 /千葉【毎日新聞2018年11月2日】
野鳥観察舎、感謝の別れ…愛好家ら400人【読売新聞2018年9月30日】
野鳥観察舎を建替え 9月補正予算に設計費計上(市川市)【日本建設新聞2018年9月20日】
県行徳野鳥観察舎 「県と共同設置」 市川市長が意向 /千葉【毎日新聞2018年6月19日】
県行徳野鳥観察舎 存続を 環境保護7団体、市川市に要望書 /千葉【毎日新聞2018年5月25日】
旧陸軍赤レンガ建物 市川市が取得断念 費用負担が多額に /千葉【毎日新聞2017年1月12日】
2016・記者ノート 地域の歴史を守る意味 /千葉【毎日新聞2016年12月25日】
県行徳野鳥観察舎 廃止の方向で検討【読売新聞2016年7月23日】
千葉)行徳野鳥観察舎「存続適当でない」 県行革審【朝日新聞デジタル2016年5月21日】
行徳野鳥観察舎存続を 千葉県野鳥の会、署名提出【千葉日報オンライン2016年4月14日】
行徳鳥獣保護区 フィールドミュージアム研究会 市川で5日、設立シンポ 江戸前干潟の活用検討 /千葉【毎日新聞2016年3月2日】
水辺の自然観察拠点、存続か廃止か 千葉の休館施設巡り【朝日新聞デジタル2016年2月28日】
野鳥観察の拠点、危機 千葉・行徳野鳥観察舎【朝日新聞デジタル2016年2月23日】
【千葉】「野鳥観察舎」は存続、「赤レンガ」は保存を 市川市長が知事に要望【東京新聞2016年2月4日】
行徳野鳥観察舎廃止が大勢 県行政改革審議会【産経ニュース2016年1月20日】
【千葉】「観察舎」存続へ署名計6411筆提出 県行革審の審議前に【東京新聞2016年1月19日】
【千葉】日本野鳥の会など知事に要望書提出 行徳の観察舎存続求め【東京新聞2016年1月15日】
【千葉】赤レンガの「保存」 野鳥観察舎「存続」 市川市長、県に要望へ【東京新聞2016年1月14日】
【千葉】県が廃止方針「行徳野鳥観察舎」 市民団体「自然守る拠点、存続を」【東京新聞2016年1月13日】
行徳野鳥観察舎 県が廃止検討 「自然守る拠点、必要」 最終日570人来館、存続願いイラストや寄せ書き /千葉【毎日新聞2016年1月8日】
野鳥観察舎 存続求め署名【YOMIURI ONLINE2015年12月27日】
行徳野鳥観察舎 28日に休館 老朽化、耐震基準下回る 野外観察会や救護活動は継続 /千葉【毎日新聞2015年12月13日】

posted by BNJ at 20:50 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: