2019年06月01日

「カラスに告ぐ、餌食うべからず」警告読めずとも効果?【朝日新聞デジタル2019年6月1日】(既報関連ソースあり)

「餌ヲ食ウベカラズ」とカラスに警告する看板=2019年5月23日、富山市本丸

 烏(カラス)ニ告グ ココデ餌ヲ食ウベカラズ――。フンや威嚇などのカラスの被害を減らそうと、富山市がカラスに向けた警告を富山城址(じょうし)公園内に設置した。カラスは文字を理解できないが、専門家によるとカラスの追い払いに効果はあるのだという。

 富山市によると、警告の書かれた看板を見た観光客ら公園の利用者がカラスに視線を向けることで、追い払いに一定の効果が期待できるという。動物行動学が専門で、カラスの生態に詳しい東京大総合研究博物館特任准教授の松原始さんも「人が目を向けたり、指を指したりする行動は、カラスに何かしようとしている行動に映るため、嫌がる」と話す。

 ロ同市では、夕方になるとカラスが中心市街地に多く集まり、大量のフンと臭いをもたらす。市は、ねぐらとなる樹林を伐採したり箱わなで捕獲したりするなどの対策をしてきた。同市によると、同公園周辺のカラスは、ピーク時の約1万2千羽から約3千羽に減ったが、ここ数年は横ばいが続いている。

 同市は、2017年10月〜20年3月に計約7千万円をかけてカラスの捕獲・駆除を強化し、カラスの減少を目指している。「富山市カラス被害防止条例」も制定し、7月から施行する。条例ではカラスにエサを与え、糞害などをもたらすことを禁止し、勧告や命令を受けてもエサを与えた場合には最大5万円の罰金を科す罰則を設けた。富山城址公園内には、カラスへの警告のほかに「城下ニオイテ烏(カラス)為ルモノニ餌ヲ与エル事ヲ禁ズ」と書かれた「お触れ書き」も設置している。

 カラス対策にあの手この手と対策をとる富山市。松原さんは「カラスが餌を食べにきているのか。ねぐらにしているのか。集まる理由を明確にし、対策を立てることが大事」と話している。(田島知樹)
https://www.asahi.com/articles/ASM5P760BM5PPUZB00P.html

http://archive.is/O3Hd4
「カラスに告ぐ」御触書で撃退 富山城址公園【中日新聞2019年5月11日】
カラスに「侵入禁止」 富山市、城址公園に警告看板【北國新聞2019年4月2日】
「カラス侵入禁止」警告文、なぜか効果 東大の研究施設【朝日新聞デジタル2017年5月12日】

posted by BNJ at 21:28 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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