2019年08月22日

リニア意見交換会、課題の多さ浮き彫り JR、9月に回答提出へ【静岡新聞アットエス2019年8月22日】

県環境保全連絡会議生物多様性専門部会の意見交換会での主なやりとり
 リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量減少問題で、JR東海と静岡県環境保全連絡会議専門部会の委員による意見交換会が21日まで2日間にわたって行われ、工事による水資源や生態系への影響や対策について議論した。委員から生態系の保全やリスク管理についてさまざまな指摘が出され課題の多さを改めて印象付けた。JRは9月上旬にも県の中間意見書に対する回答を提出する方針で、委員の意見がどれだけ反映されるかが焦点になる。
 21日は同会議生物多様性専門部会の委員4人が出席。JRが河川の生態系保全のために整理した食物連鎖図について、板井隆彦部会長(静岡淡水魚研究会長)は連鎖の関係性が表現できていないとし「このような資料をいくら整理しても、正確な生態系の把握はできない」と述べた。
 工事の影響を受けると考えられる魚類を工事前に別の場所に移す代償措置の考え方について、生態系に詳しい山田久美子委員(県立看護専門学校非常勤講師)は「魚はある程度移せても底生昆虫は移せないので全滅する」と対策の難しさを指摘した。
 このほか委員から、工事のため建設した宿舎からの生活排水を浄化槽で処理して川に流す影響について、流量が少ない時期などさまざまな条件のデータを示すよう求める意見が出た。残土置き場から出る濁水の影響を懸念する声も上がった。
 2日間の日程を終え、同社の沢田尚夫中央新幹線建設部次長は「有意義な意見交換ができた」と総括。29日に大井川利水関係協議会を構成する市町などとの意見交換も行われるため「利水者の意見も聞いた上で、9月上旬以降に回答をまとめたい」とした。
 県くらし環境部の市川敏之部長代理は取材に「以前よりかみ合った議論ができた。JR東海は地域住民が理解できるような回答を提出してほしい」と求めた。国土交通省鉄道局から初めて派遣され、議論に立ち会った森宣夫環境対策室長は「科学的知見に基づいた議論が行われ良かった」と改めて評価した。
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/671991.html

http://archive.fo/xQ9JA

タグ:開発
posted by BNJ at 23:00 | Comment(0) | 野鳥ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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