2020年07月03日

中アのライチョウ卵全滅 近くのカメラに猿の群れ | 信濃毎日新聞[信毎web]

 中央アルプスでのライチョウ復活を目指す環境省信越自然環境事務所(長野市)は2日、駒ケ岳にすみ着いた雌1羽に抱かせた卵8個が全滅したと発表した。6月30日と7月1日に調査。卵5個はふ化していたが、死んだひなや卵が巣近くに散乱していた。ふ化直後に猿が巣に近づく様子がセンサーカメラに映っており、驚いた雌やひなが巣から飛び出したことが原因とみている。

 同事務所は6月7日、県内外の動物園など4施設から提供された有精卵8個を、雌が抱いていた無精卵と入れ替えた。ふ化予定日は30日と7月1日だった。巣の周辺5メートル以内にひな5羽の死骸、離れたところに卵2個を確認。1個は巣にあり、雌が温め続けていたが死んでいた。近くに置いていたセンサーカメラには29日午後6時台に、少なくとも10匹の猿の群れが映っていた。雌は近くで確認した。

 調査に同行した信州大名誉教授中村浩志さんの分析では、29日午後にひながふ化。直後に猿がやってきて巣をのぞきこんだため、雌やひなが巣を飛び出し、体温調節ができないひなが冷えて死んだ。猿が残った卵を取り出して捨てたと考えている。ひなの死骸に外傷はなく、卵2個は割れていたがふ化中だったとみている。

 同事務所によると、猿の群れは例年7月下旬ごろに山頂近くまで登るが、6月中はまれ。「飼育下のライチョウの卵を野生に返す初の取り組みで、ふ化したところまでは成功だったが残念。猿の群れの対策は難しいが、産卵からふ化までの保護策も含め考える」としている。

 7月下旬に北アルプス乗鞍岳からライチョウの親子3組20羽程度を中アに移住させる計画は、予定通り行う。

(7月3日)
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200703/KT200702FTI090014000.php
http://archive.is/UpDiK

中アのライチョウの卵全滅 ニホンザル原因か – Nagano Nippo Web
環境省は2日、中央アルプス駒ケ岳に唯一生息する国特別天然記念物で絶滅危惧種ニホンライチョウの雌の巣に運んだ有精卵8卵が、全滅したと明らかにした。5羽のひなが誕生したが死骸で見つかり、残り3卵はふ化しなかった。巣周辺に設置したカメラに写っていたニホンザルが、近づいたことなどが全滅の原因とみられる。

ふ化の予定日だった6月30日、7月1日に現地調査した。巣の中や周辺で、ひなの死骸や、ふ化直前だったとみられるひびが入った卵などを確認。巣周辺に設置したセンサーカメラには、ニホンザルが巣をのぞき込む様子や10頭の群れが写っていたほか、付近にはサルのふんも複数あった。雌1羽は両日とも生存が確認された。

調査した中村浩志・信州大名誉教授の見解では、5羽は6月29日にふ化したと推定。同日に撮影されたニホンザルが巣に近づき、雌やひなが巣から飛び出したとみられ、ふ化直後のひなは体温調節できないために短時間で冷えて死んだと考えられるとした。ふ化直前だった卵は、抱卵途中にサルが持ち出したためにふ化できなかったという。

中アのライチョウは半世紀ほど前に絶滅したとされていたが、乗鞍岳から飛来したと推定された雌1羽が2018年に確認され、同省が個体群の復活に乗り出した。6月7日に昨年と同様に他から有精卵を中アに運び、雌が産んだ無精卵と取り換えた。昨年は乗鞍岳の野生の卵を使ったが、今年は動物園などから提供を受けて「野生復帰」の確立を目指していた。

昨年もひな5羽が誕生したが間もなく全滅したため、今回はひなをケージに入れ保護する手はずだったが、再び天敵対策が事業の課題となった。同省の担当者は「卵がかえったので野生復帰は成功と言えるが早々の全滅は残念。多くのニホンザルがおり、追加の対策も検討したい」とした。

今年はこの他にも、乗鞍岳から野生の3家族約20羽を7月下旬に中アへ「移住」させる計画。移住後にニホンザルなど天敵による影響が懸念されるが、同省は保護対策を講じた上で移送するとしている。
http://www.nagano-np.co.jp/articles/64230
http://archive.md/gjwxj

ライチョウの卵全滅 サルの影響か 木曽駒ケ岳 /長野 - 毎日新聞
 環境省による中央アルプスのライチョウ復活を目指す保護増殖事業で、大町山岳博物館などから木曽駒ケ岳(2956メートル)にいる雌の巣に移送し、雌が産んだ無精卵と入れ替えた有精卵8個について、信越自然環境事務所(長野市)は2日、全滅したと発表した。ニホンザルの群れが現れた影響とみられる。

 木曽駒ケ岳では2019年にも雌の巣で有精卵と入れ替えたが、ひなが全滅した。

 同事務所によると、巣の周囲でふ化したひな5羽が死んでいるのを1日までに確認。近くに設置したセンサーカメラには6月29日に複数のサルが撮影された。調査した中村浩志・信州大名誉教授によると、サルが巣をのぞいたため、驚いた雌が巣を出てひなが散らばり、体が冷えたとみられる。残る卵3個もサルの仕業などでふ化しなかったとみられる。

 同事務所の有山義昭・野生生物課長は「ふ化まで順調にいっていたのに残念だ」と話した。今後は北アルプス・乗鞍岳から3家族約20羽を木曽駒ケ岳に移送する計画を進める。【武田博仁】
https://mainichi.jp/articles/20200703/ddl/k20/040/123000c
http://archive.md/PkN2U

サル出没でライチョウ逃げる→雛5羽全滅 中央アルプス:朝日新聞デジタル
ライチョウの巣の近くに設置されたセンサーカメラをのぞき込むニホンザル=2020年6月30日午前6時14分、中央アルプス・木曽駒ケ岳周辺、環境省提供

 国の特別天然記念物・ライチョウが絶滅したとされる中央アルプス(長野県)で、半世紀ぶりに見つかったメス1羽からの「復活作戦」に取り組む環境省信越自然環境事務所(長野市)は2日、孵化(ふか)した雛(ひな)5羽が全滅したと発表した。

 同事務所は6月7日、2年前に木曽駒ケ岳(2956メートル)で見つかったメスが産んだ無精卵7個と、上野動物園(東京都)など国内4施設から搬送した有精卵8個の入れ替えに成功。昨年生まれた雛はテンなどに捕食されたとみられるため、今年は孵化直後からケージで保護し、さらに北アルプスの乗鞍岳から3家族約20羽を合流させて繁殖個体群を誕生させる計画だった。

中央アルプスで絶滅したライチョウ、復活作戦へ 夏から
 ところが、6月30日からの調査で、雛5羽の死骸と孵化に至らなかった卵3個が見つかった。巣の近くのセンサーカメラを確認すると、最大10匹のニホンザルが映っていた。

 調査したライチョウ研究者の中村浩志・信州大名誉教授は「29日の孵化直後、巣をのぞき込んだサルの群れにメスが驚いて逃げた」と分析。パニックになって散らばった雛は「短時間のうちに体が冷えて死に至った」とみている。

 乗鞍岳の3家族については、同事務所が予定通り中央アルプスに移送するとしている。(近藤幸夫)
https://www.asahi.com/articles/ASN7262ZJN72UOOB00N.html
http://archive.md/gjwxj

【石川】ライチョウひな、卵 無念 野生復帰かなわず :北陸中日新聞Web
現地調査で確認されたニホンライチョウの巣の状況=1日、長野県の中央アルプス・駒ケ岳で(環境省提供)

現地調査で確認されたニホンライチョウの巣の状況=1日、長野県の中央アルプス・駒ケ岳で(環境省提供)
いしかわ動物園協力の繁殖事業

 絶滅危惧種ニホンライチョウの繁殖事業で生まれた卵を、中央アルプスで唯一生息する野生の雌に育てさせ、野生に復帰させる試みをしている環境省は、雌の巣に卵を移した後に、ふ化した五羽全てが死んだのを確認した。卵三個はふ化しなかった。いしかわ動物園(石川県能美市)は繁殖させた二個を提供していた。
 信越自然環境事務所(長野市)が二日明らかにした。いしかわ動物園、恩賜上野動物園(東京都)、那須どうぶつ王国(栃木県)、大町山岳博物館(長野県)が繁殖した八個の有精卵を、中ア・駒ケ岳(長野県)の雌が生んだ無精卵と入れ替えた。六月三十日と七月一日の現地調査で死んでいるひな五羽、ふ化しなかった卵三個を見つけた。
 付近に設けたカメラに写った映像から、六月二十九日午後にひな五羽がふ化したと推定される。その日夕方に巣の近くをニホンザルが横切り、約二十分後に親代わりのライチョウが巣を離れる姿が写っていた。別のカメラでは、ニホンザルの群れも確認された。調査した信州大の中村浩志名誉教授は「一部のニホンザルがライチョウの巣の中をのぞき込んだため雌が巣から飛び出し、ひなも後を追ったために散らばってしまった。ひなは短時間の間に体が冷えて死んだと考えられる」と推定する。
 環境省と各施設は今後、岐阜、長野両県境にある乗鞍岳で保護した野生ライチョウの三家族(約二十羽)を中央アルプスに移して定着させる。来年はこの家族らで繁殖を試みる予定で、野生復帰の事業は初挑戦の今年が最後になる見込み。
 いしかわ動物園の担当者は「残念な結果になったが、ライチョウの保全にはできる限り貢献していきたい」と話した。園は今年、一ペアが繁殖に取り組んでおり、これから生まれた卵は園内で育てる。 (寺田結)
https://www.chunichi.co.jp/article/82499

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2020年06月05日

京都)こんにちは 綾部市でコウノトリのヒナ誕生:朝日新聞デジタル

京都府綾部市で確認されたコウノトリのヒナ(同市提供)

 京都府綾部市は4日、市内で確認されている国特別天然記念物のコウノトリの巣で、ヒナ1羽が誕生したと発表した。7月中旬から8月上旬にかけて巣立ちするとみられ、市教委の担当者は「健やかな成長のため、巣を見かけても近づかず、静かに、温かく見守ってほしい」と話している。

 市教委によると、親鳥は島根県雲南市生まれのオスと、兵庫県朝来市生まれのメス。職員が3月下旬、市内で営巣を確認し、4月中旬に産卵した様子があった。愛鳥家グループの協力を得て見守っていたところ、5月中旬には、親鳥がヒナのため、巣にえさを吐き戻す行動が見られ、20日にヒナ1羽を確認した。(大久保直樹)
https://www.asahi.com/articles/ASN6471NDN64PLZB005.html
http://archive.is/MbrB4

綾部でコウノトリのヒナ誕生 - 産経ニュース
 綾部市は4日、同市内で巣を作った特別天然記念物・コウノトリの親鳥ペアにヒナ1羽が誕生したのを確認したと発表した。

 同市によると、親鳥は島根県雲南市生まれのオスと兵庫県朝来市生まれのメスで、今年3月下旬に綾部市内で巣を作っているのを発見。5月中旬にはヒナが孵化(ふか)した際に親鳥が行う「エサの吐き出し行動」や「エサの食べ戻し行動」がみられ、同月20日にヒナ1羽の姿を確認したという。

 同市は「ヒナを育てている間、親鳥が神経質になるので静かに見守ってほしい」と話している。
https://www.sankei.com/region/news/200605/rgn2006050023-n1.html
http://archive.is/0MHLM
タグ:コウノトリ
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2020年05月31日

道内・洋上風力適地、海鳥へ悪影響 最大8割懸念 電中研調査:北海道新聞 どうしん電子版

 道内で洋上風力発電の適地とされる海域の最大8割が、絶滅危惧種のケイマフリやウミガラス(オロロン鳥)、エトピリカなど希少な海鳥の生態保全に悪影響を与える恐れがあることが、一般財団法人・電力中央研究所(電中研、東京)の調査で分かった。道内では、石狩湾沖などで複数の民間事業者が国内最大級の洋上風力発電施設を計画中だが、環境に配慮した対応を迫られそうだ。

 国は洋上風力に有望な海域を、民間に最大30年間の発電を認める「促進区域」に指定する取り組みを進めており、道も指定を目指している。ただ指定要件には航路や漁業への影響を考慮する項目はあるが、海鳥など生態系に関する項目はない。電中研は生態系への影響も要件として重視すべきだとの考えから、海鳥の生息数が多い道内を対象に昨年4月から調査を始めた。

残り:536文字/全文:880文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/425966
http://archive.md/UptgC
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2020年05月25日

居候は「フクロウ」 巣から落ちたひな 「なるべく早く森に」 | 丹波新聞

田中さんが飼育しているフクロウのひな=2020年5月20日午後5時13分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市の田中稔さん(61)は、自宅でフクロウのひなを育てている。山々に囲まれた場所で、これまでにも複数回、フクロウが軒裏に巣を構え、決まって5月上―中旬あたりに1―3羽が落ちてくるという。周囲にはカラスやキツネなど、ひなの天敵が多いため、毎回10日間程度育て、少し大きくしてから森へ帰している。田中さんは「かわいくて情が移るが、野生動物はやっぱり自然の中でくらすのが一番。この“子”もなるべく早く森へ帰してやります」と話している。


田中さんが与える鶏肉をほおばるフクロウのひな

今年は11日の早朝4時ごろ、「ピチュウ」というひなの声と、親鳥の「グウグウ」という騒がしい声に目が覚めた。外に出ると、軒下の石の上に、ふわふわの羽毛をまとったフクロウのひなが1羽たたずんでいた。

 えさは朝晩の2回、生の鶏胸肉を与えており、1食あたり約50グラムを食べるという。頭をなでると、気持ちよさそうに目をつむり、田中さんによく懐いている。

おっとネコと遭遇

フクロウのひなが屋根から落ちてくる出来事は、昨年と今年だけでなく、15年ほど前にも3年間続いたこともあったそう。

 一度、ひなを入れたかごを野外に一晩置いたところ、朝起きると親鳥が運んできたと思われるネズミが1匹、かごの前に置かれていたこともあった。
 飼育中も夜になると、近くの森から親鳥の鳴き声が聞こえる日があるという。「心配しているのでしょうね。だから毎回、親鳥が鳴く夜に、森の縁までひなを運んで放鳥している。今回もそうするつもり」と言い、「フクロウは福を呼ぶとか、『不苦労』の語呂合わせで縁起が良いとされる動物。大事にしてやるとええことがあるかなぁと毎回世話をしているが、これまで一度もええことは起こっていません」と笑った。
https://tanba.jp/2020/05/%E5%B1%85%E5%80%99%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%83%95%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%80%8D%E3%80%80%E5%B7%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%81%9F%E3%81%B2%E3%81%AA%E9%A3%BC%E8%82%B2%E4%B8%AD%E3%80%80/
http://archive.md/MRCBU
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2020年05月13日

MBCニュース | 今週は愛鳥週間 けがしたフクロウのヒナを保護

5月10日から16日は、野鳥の保護などについて考える「愛鳥週間」です。ニューズナウでは鹿児島県内の野鳥の話題をお伝えします。
今回は鹿児島県阿久根市で、けがをして保護されたフクロウのヒナです。(動画でご覧ください)
https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2020051200042040
http://archive.md/xmiMG
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